インタビュー
教師としての報酬(英語)
(英語)(教師という仕事は)やりがいがありますが、決して給料は高くありません。今でも覚えていることがあります。大学院を卒業したとき私にはローンの返済がいくらかあり、私は銀行に行きました。そこで銀行員の友達と話していて「私は家族を支えなくてはいけないし、その他にも色々と支払いがあるのですが、何か良いアドバイスはありませんか」と尋ねると、彼は「教師を辞めなさい」と答えたのです(笑)。
もしかするともっと給料の良い仕事がどこかにあるのかもしれません。しかし(教師という)仕事から得られる満足度-ある人はこれを「心理所得」と言います-は非常に高いと思います。広い意味で教育は、人間にとってもっともポジティブな追求だと思います。ここで私は学校と教育をあえて分けて言いますが、学校で学ぶことの多くは教育ではありません。教育は様々な場所に、様々なかたちであるものです。そして人や社会にとって非常に大事なものなのです。ですから、この分野に関わるのはとても前向きでいいことだと思います。船内荷役業者や大工をしている友達の何人かが心配です。彼らの仕事は体力を必要とするため年齢に限界がありますから。50歳、60歳になると容易ではありません。その点教授は口が疲れるということはありませんから(笑)。
日付: 2004年3月18日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: ミシェル・マキ
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター
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