ディスカバー・ニッケイ

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音楽映画「Omoiyari」を製作した理由(英語)

(英語)最初の動機は、なんと言っても2016年の大統領選挙です。大統領に選ばれた人が、「イスラム教徒を追放する」とか、「大統領命令発令とか強制収容はかって、実行された」なんて話すのを聞いて、生まれて初めて、この国に生きるマイノリティーとして危機感を抱き、気持ちが奮い起こされました。この国は人種の坩堝で、誰に対しても開放されているとずっと、信じていた。でもこの時初めて、日系人の強制収容についてしっかり勉強しようと思ったんです。

この映画は、二部構成になっています。第一部は、歴史を考察したうえで、「共感」を抱いてもらう。僕自身、特権的な視点を振り捨てて、非特権階級、マイノリティーの人たちの視点を理解する。第二部では、マイノリティーの人たちに希望を持ってもらいたい。白人には、この国はもう白人だけの国ではないことを認識して、特権を分かち合うことの大切さを訴えています。


感情 共感 平等 アイデンティティ マイノリティ 音楽 音楽家 Omoiyari(曲) 特権 同情 アメリカ合衆国

日付: 2018年8月21日

場所: 米国、カリフォルニア州

インタビュアー: シャーロン・ヤマト

提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

語り手のプロフィール

「キシ・バシ」の名で知られるカオル・イシバシ氏は、新二世の音楽家、作曲家、ソングライター。ワシントン州シアトル生まれで、バージニア州のノーワークで育った。(ボストンの)バークレー音楽大学で学び、バイオリニストとして知られるようになった。

音楽映画「Omoiyari」制作準備で、日系アメリカ人と日本人の第二次世界大戦中の歴史を学ぶため、マンザナー、ツールレイク、全米日系人博物館、そして、日本へ足を運んだ。同映画は、現代において社会的な平等を追求するにあたり、「共感」を持っているかどうかが重要な鍵を握っているというテーマを扱っている。(2019年3月)

与那嶺要(ウォーリー・ヨナミネ)

10代のサトウキビ畑で働いた経験が、スポーツ選手としてのトレーニングに役立つ

沖縄出身の両親の持つ2世。38年間に渡り、日本の野球界で選手・コーチ・スカウト・マネージャーとして活躍。(1925年生)

ロイ・H・マツモト

ニックネーム(英語)

カリフォルニア出身の二世。第2次大戦中は、MIS(陸軍情報部)としてメリル襲撃隊にて活躍。(1913年生)

ロイ・H・マツモト

日本との戦争に対する何ともいえない感情(英語)

カリフォルニア出身の二世。第2次大戦中は、MIS(陸軍情報部)としてメリル襲撃隊にて活躍。(1913年生)

ジョージ・アベ

自分のための演奏 (英語)

太鼓・尺八奏者(1944生)

田中誠一

太鼓哲学

新一世。北米和太鼓の第一人者。1968年にサンフランシスコ太鼓道場を設立。(1943年生)

リチャード・コサキ

ワイキキで育った経験(英語)

ハワイ出身の政治学者・教育者(1924年生)

ロイ・ヒラバヤシ

バンクーバーに太鼓を紹介(英語)

サンノゼ太鼓の共同設立者・支配人 (1951年生)

ロイ・ヒラバヤシ

太鼓演奏の哲学(英語)

サンノゼ太鼓の共同設立者・支配人 (1951年生)

ジェロ (ジェローム・チャールズ・ホワイト Jr.)

母と祖母を見て学んだ日本の伝統(英語)

演歌歌手(1981年生)

モニカ・小木曽

日本文化の継承-日本語学校(スペイン語)

(1969年生) アルゼンチン日系センターの前会長

ピーター・ミズキ

目立ちたくない外国人(英語)

在日三世・剣道家

フランク・ヤマサキ

人類全体への思いやり(英語)

ワシントン州出身の二世。戦時中徴兵拒否。(1923年生)

モニカ・小木曽

アイデンティティ・クライシス(スペイン語)

(1969年生) アルゼンチン日系センターの前会長

ジェロ (ジェローム・チャールズ・ホワイト Jr.)

家族以外の人前で歌うことはなかった演歌(英語)

演歌歌手(1981年生)

藤間勘須磨

日本舞踊を通して感じる日本人・アメリカ人の両アイデンティティ(英語)

日本舞踊・歌舞伎役者 (1918-2023)