二世ウィーク2007 - 青森ねぶた初上陸
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今年で第67回を迎えた、カリフォルニア州ロサンゼルスの二世ウィークに、日本を代表する郷土祭り、青森ねぶたが登場しました。
日系コミュニティの中では伝統ある祭りとしてよく知られているこのお祭りも、最近アメリカへ移住してきた日本人の中では意外と知名度も低く、聞いたことあるけど、行ったことない!という方も多いようです。しかし、今年はこのねぶたのおかげで、新しい世代・グループがリトル東京へ戻ってきたといううれしいニュースも耳にしました。
本場青森の友人からは、たった1台で、そんなに盛り上がったの??と不思議がられてしまいましたが、それはもうすごい迫力で感動しました。
今後もこのような日本の伝統的なものをアメリカへ取り込み、リトル東京の活性化に少しでも繋がれば・・・と心ならずも思ったものです。
Slides in this album |
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二世ウィークパレードロサンゼルスの日系アメリカ人コミュニティにとっては、夏の風物詩ともいえる伝統行事である二世ウィーク。 本場青森からねぶたを呼ぶために、今年は1週間開催を遅らせたそうです。 この写真は毎年恒例の二世ウィークパレードが始まる前のFirst Street。多くの人が、席を取ってパレードが始まるのを待っていた。 例年以上の賑わいだったという。
二世ウィークのパレードを待つ女の子たち |
二世ウィークマスコット&クィーン二世ウィークのマスコットとクィーン。これは最終日の写真で、パレードのものではないが、実際のパレードにはもちろん二世クィーンらがいた。
2007 Nisei Court |
大型ねぶたそして、最後のパレードのとりをかざったのがこのねぶただ。 電灯にぶつからないよう、高さを少し低く作ってあると聞いたが、幅30ft x 長さ24ft x 高さ17ft、この大きさには圧倒された。 日本からアメリカへ運ぶために、9つに解体し輸送したという。 ねぶたのオフィシャルサイトによると、元来、ねぶたは、それほど大きなものではなく、青森のねぶたが、大型化したのは戦後のことだそうだ。その後、観光地化の流れによって、ますます巨大化したとの事。 詳しくは青森ねぶたのオフィシャルサイトをどうぞ。
ねぶた - 武田信玄 |
ねぶた由来ねぶたの魅力のひとつがこの電飾だろう。 このアイデアはどこから来たのだろうか? オフィシャルサイトによると、ねぶたは、七夕さまの灯籠流しの変形であろうということだ。 元来、七夕まつりはけがれを川や海に流す禊(みそぎ)の行事で、ねぶた祭も同様に七日目にはねぶた人形を川や海へ流す習わしがあるそうだ。 詳しくは青森ねぶたのオフィシャルサイトをどうぞ。
ねぶた - 武田信玄 (拡大) |
ねぶた師もちろん、誰もがこのねぶたを作れるわけではない。 「ねぶた師」と呼ばれる職人の手によるものだ。 今回の信玄ねぶたは、ねぶた師・竹浪比呂央さんによる作品である。 ねぶた師はその年の祭りが終わると、次年度のねぶたの構想などを考え始めるとの事。 本場青森では、毎年、どのねぶたが一番か、テーマと美しさが競われる。 |
ねぶたの出来るまで そのプロセスねぶたができるまでには、様々なプロセスがあり、数ヶ月を有するという。 ねぶたは1日にしてならず!である。 オフィシャルサイトでは、そのプロセスを紹介している。(ねぶたが出来るまで)
ねぶた - 武田信玄 (横) |
海外への派遣海外へねぶたが派遣されたのは初めてのことではない。そのほかにも、ハワイのさくら祭りやブラジルサンパウロの日本人移民70年祭など、様々な地域に派遣されている。
ねぶた - 甲斐の虎 |
ねぶた - ハネトねぶたパレードで欠かせないのが、このハネト(跳人)と呼ばれる踊り子さんたち。 青森からの参加者+地元ロサンゼルスからも約190人ほど参加したとのことです。 後に知ったのだが、私の元同僚もハネトとして踊ったとのことです。 囃子の音楽にあわせ、「ラッセラ」という掛け声をかけながら、踊ってました。 正装の詳細: (青森ねぶた祭りオフィシャルサイトより) また、このオフィシャルサイトからは、音楽なども聴ける。(ねぶた囃子) |