ディスカバー・ニッケイ

https://www.discovernikkei.org/ja/interviews/clips/357/

アメリカでの初めての太鼓パフォーマンス

羅府新報で、あのロングビーチ仏教会で盆踊りをやるっていうんで、それでもうすっ飛んでいきました。でもね、あのー行ったら櫓(やぐら)があって、太鼓があって、二世か三世のおじさん、二世のおじさんかな、あの椅子に座ってね。太鼓をここにおいて、こうやって太鼓を打ってたんですね。で、「やらせてください」って言ったらね、「だめだ」って言うんですよね。で、しつこく何回も言ってたら、言ったら、多分もう疲れてたんですね。じゃあやれ、やってもいいやってことになって。そこらにある、なんかスピーカーとかね、椅子とか、合ったの全部どけて、それで打ち始めたら、その踊ってる人がね、あの盆踊りの太鼓っていうのは、調子をとるためにやる太鼓なんですよね。それが下を見ると、なんかみんな上向いてね、止まってんですよね、踊り手の人が。それで、「あれ俺間違ってるのかな・・・あのリズムあってないのかな…」と思って、音楽聴きながらやって、ちゃんとあってんだけど。みんなが空見てるから、僕も一緒になって空見ながら、何もないのにどうしたのかなと思ったの。で、終わったらあの急に大きな拍手がきてね。まぁ、その結局その見たことない打ち方を私が、東京流のね、盆踊りの太鼓を打ったんで、びっくりしちゃったんですよね。多分。


仏教 カリフォルニア州 ドラム ロングビーチ仏教会 音楽 お盆 宗教 (religions) 太鼓 アメリカ合衆国

日付: 2005年4月1日

場所: 米国、カリフォルニア州

インタビュアー: アン・カネコ

提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

語り手のプロフィール

本郷悦男氏は、東京で生まれ育った新一世です。東京で太鼓を始めた本郷氏は、1968年にカリフォルニに太鼓グループが設立されたという新聞記事を読み、アメリカで太鼓を演奏することに憧れを持つようになりました。1973年ついに渡米を実現させた彼は、太鼓演奏ができる場所を探し、ロングビーチの仏教寺のお盆祭りで初めて太鼓を演奏する機会に恵まれます。その後まもなくして、南米へ旅に出ることを決意し、各地の日系コミュニティーを訪れ、地元のお祭りで太鼓を演奏しました。

南米旅行を終えた本郷氏は、アメリカへ戻り、造園業を始めました。1977年、ロサンゼルス祭り太鼓を結成し、現在は5つの太鼓グループで100人以上の生徒に教えています。L.A夢幻太鼓(1988年設立)ベニス光心太鼓(1992年設立)、L.A太鼓沖田組(1996年設立)、小学2年生から5年生を対象にした学校のプログラムとしてのエルマリノ・レインボー太鼓が残りの4つのグループです。本郷氏は、2019年10月28日70歳でお亡くなりになりました。(2021年6月)

ハーブ・オオタ

日本での演奏(英語)

ハワイ出身のウクレレ奏者(1934年生)

キシ・バシ

日本人でもありアメリカ人でもある(英語)

音楽家、作曲家、ソングライター(1975年生) 

ミシェル・ヤマシロ

ペルー系沖縄人としての両親のアイデンティティ(英語)

ペルー出身の両親を持つ沖縄系アメリカ人