インタビュー
日本社会への突然の受け入れ(英語)
(英語) 今年で(総合格闘家としては)5年目になるんだけど、(最初は)1試合だけ戦ってみようと自分の中では考えていたんだよね。この一戦だけ挑戦してみよう、とね。そしてその時まで僕はガイジン、とかよそ者っていう風に見られてたんです。
日本で外国人として暮らしていて、嫌な思いをたくさんしてきました。ビザを取ったり、生活したり、車を買ったりする時、日本人じゃないと全てが難しいんです。そういう事に当時はすごく怒りを覚えてたんだよね。だから最初の3試合か4試合までかな、赤、白、青のショートパンツをはいていたんだけど、自分はアメリカ人なんだっていう気持ちを表していたんですね。僕は日本人じゃないんだ、っていうね。日本に来てから自分がどんな風に扱われいたかを考えると、日本に対して相当強い憤りを覚えていたんですね。
それで僕はリングに上がって、相手をかなりいい感じで倒したんですよ。そしたらマスコミはすぐ僕の側に回ってきたんです。僕のことを急に日本人として扱うようになって、雑誌には見開き1ページカラーでその試合のことを取り上げてたんです。それで、こんなに評判になってしまったら今辞めることはできないな、と思ってもう1試合、もう1試合、と重ねるうちに、それが3試合になり、4試合になって、次が5試合目だからね。今となっては考え方も変わったし、「自分はこんなに強いのか?本当に強いのか?」って自問するんだけど、世界とどこまで戦えるのか挑戦してみたいんです。
そんなこんなで、13年日本に居ますよ。
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