インタビュー
徴兵忌避の公判(英語)
(英語) 私たち(公平委員会幹部)の裁判が始まる前に、63名の徴兵拒否者全員への公判がありました。公判中、「おい、ジャップの小僧ども」という判事の呼びかけを聞いた人たちは、この判事では公正な裁きはとても受けられないと思ったそうです。実際彼らはその判事によって有罪となり、連邦刑務所で3年の刑を言い渡されました。裁判が行われていた間、大勢の記者が公判を傍聴に来ていました。ワイオミング州で開かれた裁判の中で、それはずいぶん規模の大きいものでした。徴兵裁判としては、合衆国で最も大規模な裁判となったのです。
記者たちは徴兵拒否者に対してかなり同情的でした。ワイオミング・イブニング・ニュースペーパーには、「もし自分が収容者の立場だったら断じて入隊することはないだろう。」という記者の発言が引用されていました。私たちはこういったニュースの全てを聞いていたので、自分たちの裁判ではより有利で公平な審理を受けられるのではないか、と期待しました。そんな訳で私たちは、陪審裁判を選んだのです。 しかしながら、結果は同じことでした。有罪が宣告され、4名がレヴンワースの刑務所に4年間送られました。3名には懲役2年が言い渡されましたが、その2年の懲役は、前件で受けた懲役3年の中に含まれるという形がとられました。そしてアメリカ市民ではなかった日本語通訳者は、懲役2年の判決を受けました。
日付: 2006年5月9日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: リサ・イタガキ
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター
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