(英語 )多くの人たちは、米国日系人市民協会(JACL)の幹部が、FBIや政府情報局、海軍情報局、陸軍情報局と協力していたという事実に驚いていました。おそらくJACLは、日系コミュニティ指導者についての情報を提供し、誰に目をつければいいか、FBIなどに教えていたんですね。そしてその後(JACLが関わった)様々な不正が明るみに出て来ました。(戦時中のJACLの役割と抵抗者への対応に関する)報告書が作成された後、クレッシー・ナカガワ氏が会長だった時代のJACL代表者会議で、JACLは91ページあったその報告書を、26ページに短縮された報告書にすり替えたのです。その26ページの報告書は、元の報告書とは似ても似つかない全く別のものでした。そしてその後しばらくして元の報告書が見つかったのですが、それは誰がどこから手に入れたのかはわかりません。とにかくその報告書が(信憑性のあるものと)判断され、コピーが人々の間で回覧されました。その報告書が本物だった訳です。このことがあって、JACLは戦時中の徴兵拒否者への対応について謝罪するに至ったのだと私は思います。謝罪が行われたのは、確か2002年ではなかったでしょうか?
日付: 2006年5月9日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: リサ・イタガキ
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター