ディスカバー・ニッケイ

https://www.discovernikkei.org/ja/journal/author/uyeda-cody/

コーディ・ウエダ

(Cody Uyeda)


コーディ・ウエダは、南カリフォルニア在住の日系アメリカ人4世。南カリフォルニア大学で文学士号と法務博士を取得、ハーバード教育学大学院で教育学修士を取得し、現在は教育研究の分野やアジア系アメリカ人の非営利団体で働いている。

(2022年12月 更新)

 


この執筆者によるストーリー

ニッケイ物語 11—いただきます3! ニッケイの食と家族、そしてコミュニティ
梅酒:過去と現在を味わう

2022年7月11日 • コーディ・ウエダ

毎年、夏になると私は「それ」を求めに地元の日系スーパーに車で出掛けます。それは小さくて緑色をした、旬の時期が一年で数週間しかない「梅」です。スーパーの自動ドアが開いて冷たい空気が勢いよく通り抜けると、私は期待半分、緊張半分の気持ちで野菜売り場へと直行します。梅が店頭に並んでいるかどうかは実際に売り場に行ってみるまで分からないし、もしかしたら数日、もしくは1週間タイミングを逃してしまっているかもしれないからです。梅を買うミッションはときどき失敗に終わり、出直すこともあります。…

第6回 イマジン・リトル東京ショートストーリー・コンテスト
覚えていてくれると約束して

2019年5月24日 • コーディ・ウエダ

午後 5 時、あなたが亡くなったという電話がかかってきました。エンジン故障とのことでした。ハワイ諸島から数マイル先の太平洋上で爆発。生存者はいません。リトルトーキョーの近くに住めるようにと2番街に買った小さなアパートが、今ではとても狭く感じます。枕の上で、一本の髪の毛を見つめています。ココナッツシャンプーの香りで、あなたの髪の毛だとわかります。部屋のドア越しに、朝の光にかすかに照らされたキッチンシンクの上の窓が見えます。シンクの縁に映る影だけが、時が流れ続けていることの証で…

ニッケイ物語 7—ニッケイ・ルーツ:私たちの文化の足跡をたどる
食とアイデンティティについて:私の祖母のお正月

2018年10月8日 • コーディ・ウエダ

日本のお正月は、他のいくつかの伝統と同様、私の曽祖父母を含む大勢の人たちがより良い未来を築くために日本を離れアメリカへやってきた時、大きな変化をとげました。私が物心ついた頃から、祖母はずっとお正月の指定主催者で、元日の何日も前から準備を始めていました。私も両親と兄(弟)とオレンジ郡からロサンゼルスの祖母の家まで車で出かけて行き、毎年準備を手伝っていました。 私が記憶している限り、お正月はワクワクする行事でした。でもそれは、単においしいものが食べられるというだけでなく、自分…

ニッケイのストーリーを募集しています! 世界に広がるニッケイ人のストーリーを集めたこのジャーナルへ、コラムやエッセイ、フィクション、詩など投稿してください。 詳細はこちら
サイトのリニューアル ディスカバー・ニッケイウェブサイトがリニューアルされます。近日公開予定の新しい機能などリニューアルに関する最新情報をご覧ください。 詳細はこちら