(英語) マリリン・ホール・パテル判事が、以前の有罪判決を無効とする判決を言い渡すまでの間、私たちは気が気ではありませんでした。最終判決が読まれるその最後の瞬間まで、判決は誰にも予測できませんでした。恐らく、最悪の結末も想定されていたのでしょう。「勝てそうだ。」などという人はいませんでした。逆の判決が下される可能性も五分五分にあった訳ですからね。とにかく判決が言い渡されるまで、結果は誰にもわからなかったのです。そして(判事が判決を述べると)みんなは飛び跳ねたり泣き出したりしたのです。でも判事の言葉は私には聞こえていませんでした。そして(彼らの様子を見て)「これは勝ったってことだな。」と思いました。私はデールに、「やったな」と声をかけ、デールも「やりましたね」と言ってくれました。そしてピーターが、我々の勝利だ、と言ったのです。
日付: 1996年5月14日
場所: 米国、ワシントン州
Interviewer: ロレイン・バンナイ、テツデン・カシマ
Contributed by: Denshō: The Japanese American Legacy Project.