その当時(1970-80年代頃)、私頼まれて新聞、朝日新聞かなんかに頼まれてね、そのインタビューした人たちから受けた印象というのをこういくつか書いたんですけどね。その時にね、一世の人たちっていうのは、日本でよく言っている「飛んでいる女性」っていうの、自立した女性ね。そういう人たちだったんだと言ったわけね、書いたんですよ。そしたらね、あの経済学を専攻している人からね、すぐに手紙がきてね、「あなたの考えは甘すぎる」って。「もっと日本のね、経済やなんかをね、いかに厳しかったかっていう、その移民しなきゃならなかった状況っていうのが、そこには現れてない」って言われてね。で、私は「それは認めます」と。経済状況が悪かったことはあるんだけども、でもね、経済状況が悪いときに、じゃあ日本を離れて来た人と来なかった人とどこが違うかっていったら、やっぱりね、自立した女性だったんですよ。自分で判断して、自分でこの道を選んできて、で、ここで子供を育てようって決心した人達ね。
日付: 2005年10月7日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: アン・カネコ
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター