https://www.discovernikkei.org/ja/interviews/clips/234/
一世実業家(1900-2005)
馬が2匹持ってた。サンタアニタに。39の時よ。39の時言うたら、37、8、9よ。サンタアニタと、こっち側のポモナもあったよ。わし、日本へ帰ってる時に、ツータイム(2回)勝ったんよ。ツータイム。そしたら、ノダ[?]という男に、頼んであるからね、わし日本におる間に、景勝馬も、馬も、みな売ってしもうた。二人がつめになると[?]、二人が分けてどっかへ行ってしもうた。(笑)
日付: 2004年10月14・17日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: 山本 恵理子
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター
カズオ・フナイ氏はカリフォルニア州ロサンゼルスのセントラル・アヴェニューでマーケット(食料品店)を経営していた和歌山県出身の一世です。インタビュー当時は104歳でした。第2次世界大戦が勃発する直前の1941年、日本への帰国を前提に東京に会社を設立しました。しかし、真珠湾攻撃のため日本へ帰国することができなくなり、経済的にも破綻、最終的には家族とともにアメリカの強制収容所へ入ることを余儀なくされました。しかし、このような困難にもかかわらず、戦後はビジネスマンとして成功しました。
2005年3月3日(木)105歳で亡くなりました。(2005年8月16日)