ディスカバー・ニッケイ

https://www.discovernikkei.org/ja/interviews/clips/1729/

日系人ゆえに通信兵に

今までの経緯から見ると日系人は信用されているわけですよ。で、アルゼンチン社会では我々はハポネスとか。ハポネスの位置付けになっているとは言え、基本的には信用度は高い。ですので僕の直属の上官はまだ若い、まだ卒業したばかりの陸軍、准尉でしたので、彼の側近というか兵士となってですね、通信関係を担当しました。

通信というのは今と違って非常にこう大きい箱物みたいなもので7キロくらいの重さがあるわけですね。そこにバッテリーじゃなく電池が12個くらい入っているわけです。それを管理して本部との通信を担当してくれと。通信というのは一部暗号化したものもあるわけですね。そういうのも全部記憶しろと。日系人というか「ハポネスたちは頭がいいのだ」そして「記憶力がいいのだから、お前なら大丈夫だろ」と言われてですね、とにかく色々なものを暗記させられましたね。


日付: 2019年9月22日

場所: 米国、カリフォルニア州

インタビュアー: 西村 陽子

提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

語り手のプロフィール

1962年、アルゼンチン、ブエノスアイレス州のエスコバールに生まれる。エスコバール日本語学校へ通いほぼバイリンガル教育を受ける。大学生のときにマルビナス紛争が勃発、従軍して通信兵として任務を全うする。その後、ブエノスアイレスのサルバドル大学国際関係学部を卒業し、1990年国費留学生として来日。横浜国立大学大学院で労働法を専攻し修士号を取得。

現在は、日本でスペイン語の渉外法務翻訳、法廷通訳、放送通訳、さらにはJICA研修員オリエンテーション講師、静岡県立大でスペイン語、獨協大学でラテンアメリカ経済と法を教える傍ら多文化共生関係の講演を行っている。在日ラテンアメリカ出身の日系人などのサポートを行っている。(2020年2月)

ビンス・オオタ

日系アメリカ人に対するステレオタイプ(英語)

在日日系アメリカ人デザイナー

ミシェル・ヤマシロ

本州の人々の沖縄人に対する偏見(英語)

ペルー出身の両親を持つ沖縄系アメリカ人