やっぱり板前としてね、もっといいもの作りたいとなる、贅沢になりますよね。そうすると、どうしてももっといい材料がないものだろうかと。それでね、82年にね、1982年。だから、今から20年・25年ぐらい前ですか。に、一回ね、漁師を5人連れてね、エクアドルからチリの国境までね、魚をずっーと捕って、2ヶ月ぐらいやったことがあるのね。これはね、物の見事にね、我々がまだね、見たこともないようなものもありました。これは今流通するようになりましたからね。そういった意味で、ここは非常におもしろいところ。
あとね、まだね、僕知らないのはね、ジャングルの材料っていうのはね、あんまり使ったことがないのね。っていうのは、向こうに誰かそういう詳しい人がいて、こっちに持ってくるんならいいけど、やっぱり暑いところだから。それから淡水魚だから傷みやすいわけね。だから、そういった意味ではなかなか難しいところがあるんだけど、これから先の課題は、ジャングルに何があるか、ね。その野菜でも何でもですよ。そのジャングルのものを使って、また日本料理との文化を融合させたらどんな料理ができるだろう。こういうチャンスもいっぱいあるわけね。だからこれから先もね、おそらくね、退屈することはないと思います。
日付: 2007年4月18日
場所: ペルー、リマ市
Interviewer: アン・カネコ
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター