(英語) 日本中が涙に暮れていました。天皇陛下が降伏を受け入れたと発表したのです。天皇陛下にとっても、公に語る(肉声を放送する)という・・・天皇陛下は雲の上の存在、一般の人の手には届かない存在でしたから。天皇は神であると私達は教えられました。その陛下がお言葉を発し、降伏するということに対して違和感を・・・それは恐らく私たち全員にとって、とてもやりきれない瞬間でした。彼らは当時陸軍に所属していた全員に・・・あの時は(泣く以外に)自分達の気持ちを表す方法はなかったと思います。
なぜなら・・・ ・・・思い返してみると、たとえ彼が「おい、君はアメリカ市民じゃないか」と言ったとしても、そんなに簡単なことではないのです。日本の地を守るために日本陸軍に入っている。それが主な理由なのです。敗戦を受け入れるのに、正直2、3日かかりました。その気持ちは困難・・・それを説明するのは今でも難しい。でも本当の気持ちは・・・それが本当のことでした。そんな風に育ちませんでしたから。
日付: 2008年6月17日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: ジャニス・タナカ
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター