Material contribuído por ryusukekawai

日系(ニッケイ)—をめぐって
第21回 『移民がつくった街サンパウロ東洋街』著者、根川幸男氏にきく
Ryusuke Kawai
世界最大の日系人社会を構成するブラジル・サンパウロの日系人街をテーマにした『移民がつくった街サンパウロ東洋街 地球の反対側の日本近代』(東京大学出版会、2020年刊行)の著者で、国際日本文化研究センター特定研究員の根川幸男氏に、移民研究や本書が生まれる背景をきいた。

日系(ニッケイ)—をめぐって
第19回 瀬戸内の日本ハワイ移民資料館
Ryusuke Kawai
大小約700もの島が点在する瀬戸内海で、山口県南東部に位置する周防大島(正式には屋代島)は3番目に大きな島だが、ここに日本ハワイ移民資料館(Museum of Japanese Emigration to Hawaii)がある。観光的には「瀬戸内のハワイ」とも呼ばれる島の資料館とはどんなものなのか、なぜここに資料館ができたのか、中国地方への旅の途中で訪ねてみた。

日系(ニッケイ)—をめぐって
第20回 サンパウロ東洋街—ブラジルの日系
Ryusuke Kawai
日本から見れば地球の裏側に位置する南米の大国、ブラジル。ここには190万人もの日系人が暮らし、世界最大の日系社会を構成している。どこの国からの移民でも数が多くなれば、自然と人々は集まり母国と同じようなコミュニティーが形成され、異国の中の小さな母国社会が誕生する。

日系(ニッケイ)—をめぐって
第17回 中国残留孤児、3世はルーツへの困惑
Ryusuke Kawai
日本と中国の国交が結ばれたのが1972年。いわゆる日中国交正常化から今年の9月で50年を迎え、国交正常化によって日本への帰国の扉が開いた「中国残留孤児」についての特集が報道されている。

日系(ニッケイ)—をめぐって
第16回 移民を運んだ船の物語「船にみる日本人移民史」から
Ryusuke Kawai
今日のように海外への渡航が飛行機によるものだった時代と異なり、かつては、島国である日本から海外へとなれば船便に頼るのが当たり前だった。北米・南米などへ移住する人たちも船で長い時間をかけてようやく異国にたどり着いた。

日系(ニッケイ)—をめぐって
第15回 一世への挽歌 — 野本一平を読む
Ryusuke Kawai
いつだったか、ロサンゼルスのリトルトーキョーで日本人の経営するジャズバーにふらりとひとりで入ったとき、常連らしき現地の日本人と話す機会があった。長年現地で暮らすその人は、旅の途中の私に現地の日本人のことをあれこれ教えてくれた中で、「いろいろ事情があって、日本にいられなくなりこちらに来た人もいますよ」と、言った。