Material contribuído por ryusukekawai
「米國日系人百年史」を読み直す~パイオニアたちの記録をたどって
第16回 モンタナ州の日系人
Ryusuke Kawai
グレート・ノーザン鉄道から始まる 北はカナダと一直線の国境で分かれているモンタナ(Montana)州は、東をノースダコタ、南をワイオミング、西をアイダホの三州と接している。「百年史」では、「モンタナ州に日本人が最初に入込んだ経緯は詳らかではないが、一八八四年から一八九〇年頃の間、多い時は三十名も鉱山町ビュテに日本人賤業婦が入込んだといわれ、しかし大量に入ったのは一八九八年、東洋貿易会社がグレート・ノーザン鉄道会社に日本人労働者供給の契約を結び、多数を送り込んだことに始まる」と、いう総説ではじまり、10ページにわたって、紹介している。
「米國日系人百年史」を読み直す~パイオニアたちの記録をたどって
第15回 ワイオミング州の日系人
Ryusuke Kawai
ワイオミング州というと、日本では西部劇やカウボーイというイメージを思い浮かべるのではないだろうか。かつて「ララミー牧場」というテレビドラマがあり日本でも放映され人気を博したが、このララミーはワイオミング州南東部の端にある。
「米國日系人百年史」を読み直す~パイオニアたちの記録をたどって
第14回 ワシントン州の日系人~その2
Ryusuke Kawai
第13回 ワシントン州の日系人~その1を読む >> 戦後のシアトルと日系人 戦後のワシントン州の日系人の活動について、「百年史」はわずか3ページだが力を込めて書いている。とくにシアトルの日本人、日系人の復興についてホテル業など戦前の事業の復活や新規事業を立ち上げて勢いづくありさまがわかる。それらをまとめると――
「米國日系人百年史」を読み直す~パイオニアたちの記録をたどって
第13回 ワシントン州の日系人~その1
Ryusuke Kawai
日本からの航路ができ、いわば移民の玄関口となったシアトルやタコマという都市を抱えるワシントン州。当然日本人、日系人の歴史は古い。
「米國日系人百年史」を読み直す~パイオニアたちの記録をたどって
第12回 アイダホ州の日系人
Ryusuke Kawai
日本人は鉄道労働から 東がモンタナ州、西がワシントン州とオレゴン州に接するアイダホ州は、西部開拓によって鉱山業からはじまりその後鉄道業が盛んになった地域である。また、高原地帯は一大農業地帯でもあった。
「米國日系人百年史」を読み直す~パイオニアたちの記録をたどって
第11回 オレゴン州の日系人~その2
Ryusuke Kawai
第10回 オレゴン州の日系人~その1を読む>>カリフォルニア州とワシントン州の間に位置するオレゴン州。漢字では央州とも記すオレゴン州の日本人移民もまた、白人社会からの排日運動や攻撃を受けてきた。「百年史」では、排日の歴史を時代をわけてまとめている。概要は以下のとおりである。
「米國日系人百年史」を読み直す~パイオニアたちの記録をたどって
第10回 オレゴン州の日系人~その1
Ryusuke Kawai
太平洋岸のオレゴン州は、北はシアトルやタコマのあるワシントン州、南はサンフランシスコ、ロサンゼルスのあるカリフォルニア州の間に位置する。漢字で表わせば、カリフォルニアが「加州」と表記されるのに対し、ワシントン州は「華州」、さらにオレゴンは「央州」と表わされているが、これはほとんど知られていないのではないか。
「米國日系人百年史」を読み直す~パイオニアたちの記録をたどって
第9回 「中部加州」の日系人
Ryusuke Kawai
第8回「南部加州の日系人 ~ その4」を読む >> 各州別に日系人の足跡を紹介している米國日系人百年史を、これまでカリフォルニア州のページから眺めてきた。北部加州(北カリフォルニア)で1回、南部加州(南カリフォルニア)は4回にわたって紹介した。カリフォルニアの最後は、フレスノ(Fresno)をはじめとする中部加州(Central California)の日系人についてのおよそ60ページを読んでいきたい。
「米國日系人百年史」を読み直す~パイオニアたちの記録をたどって
第8回 南部加州の日系人~その4
Ryusuke Kawai
第7回 「南部加州の日系人 ~ その3」を読む >> 1000人以上にのぼる個人史が集積米國日系人百年史は、第二篇で各州における日系人の足跡を追っていて、そのなかでカリフォルニア州が約半分を占めている。一方の足跡については各州、各地域ともページのほとんどを数多くの日系人の個人と一部団体の紹介で埋めている。