Experiência sentada da comunidade japonesa brasileira
Uma série com o pseudônimo Fumito Haga. O autor, que por acaso se envolveu com a comunidade japonesa no Brasil, escreve sobre as experiências de pessoas que imigraram para o Brasil e da comunidade japonesa.
Stories from this series
第2回 日系二世という「種族」 その1
5 de Março de 2009 • Fumihito Haga
ルイーザさんは、少なくとも仕事相手としては、きわめて第一印象の悪い人だ。ぶっきらぼうというのか、人によったらけんか腰に感じるのではないかと いうような態度を、わけへだてなく、誰にでも初対面から容赦なしにとるものだから、会った途端にルイーザさんの人柄に魅了される人などまずいそうにない。 私はやや例外的だったと言えるが、それは何も私の心が特別に広いといったことではなく、私がルイーザさんとは正反対の自他共に認める八方美人的人間だから だ。好んでそうしているつもりではない私には、ル…
第1回 しょせん腰かけの辞
18 de Dezembro de 2008 • Fumihito Haga
連載タイトルの由来からはじめることにしよう。話は少しだけ遠いところからはじまる。 高名な民俗学者と付き合いのあった出版社の主人が書いたエッセイ集を読んだことがある。『本屋風情』というタイトルがその本につけられた理由が、確かその巻頭の一文に記してあった。かなりあやふやだが私の記憶の中には、こんな話になってしまいこまれている。 その大先生に何か出版の計画があるというので主人は料亭に呼ばれる。主人を呼んだのは大先生本人ではなく弟子か何かである。料亭に着いて部屋に近 づいたところで…