おふくろの味:ドナ・シズカのマンジョカのみそ汁
母は3歳でブラジルに移住し、子どもの頃から森林の中で見つけた食べられる物は何でも食べていました。食べられる物と食べられない物の区別も知っていました。ヤモリからアルマジロまで、何でも食料になっていました。14歳で結婚し、バストスという町の近郊の養鶏場に住みつきました。
今でも私の記憶に残っていることは、母の作った物は何でも美味しかったことです。味付けはシンプル。塩、ニンニク、レモン、ラード、ねぎとショウガでした。父は味にうるさく、若かった母にいろいろ教えていました。父は人参の若葉のてんぷらをカリカリにさせるのにピンガ1をころもに入れていました。どんな雑草でも母の手にかかったらごちそうになっていました。とても懐かしく思い出…