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ニッケイ物語 #14—ニッケイ・ファミリー2:ルーツを記憶し、レガシーを残す


2025年6月2日 - 2025年7月4日

ばあちゃん、グランパ、ティア、イルマオ・・・家族とは、私たちが何者であり、これからどう生きていくのかを考えるでの出発点です。自分の親の足跡をたどるときも、新しい道を切り開こうとするときも、私たちは知らないうちに、前の世代から深い影響を受けています。たとえ自分の家族の歴史を知らなかったとしても、私たちのアイデンティティの形成に大きな影響を与えているのです。

ディスカバー・ニッケイの20周年を記念して、さまざまな形の「ニッケイ・ファミリー」の物語を共に分かち合い、たたえましょう。大切な思い出、誰にも言えなかった秘密、困難の中で見つけた強さや、次の世代へ残したいレガシーまで、あなたが家族からどのような影響を受けてきたのか、また、次世代の人々に何を伝えたいのか、ニッケイ・ファミリーとはあなたにとってどのような意味を持つものなのかなど、お聞かせください。

ガイドラインに従って投稿されたすべての作品は、このシリーズの一部としてディスカバー・ニッケイのジャーナルセクションに順次掲載されます。投稿の受付期間は、2025年5月1日から9月30日18時(太平洋夏時間)です。6月から順次掲載していきますので、お早めにご投稿ください。詳しくは投稿ガイドラインをご覧ください。

また、シリーズのガイドラインに従い投稿された全ての作品は、ニマ会によるお気に入り投票の対象となります。さらに、編集委員によるお気に入り作品4篇(日本語、英語、スペイン語、ポルトガル語の各言語から1作品ずつ)も選ばれます。全てのお気に入り作品は、翻訳者によってサイトの他の言語へ翻訳されます。皆さんのお気に入りの作品に星を投票してください。


ディスカバー・ニッケイ ニッケイ物語(シリーズ)

このシリーズのストーリー

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私にとっての『日系』

2025年7月4日 • 平岡 聖美

「ちょっと、きよみ!」 大学院の友人が叫んだのは、私が麺を、「ずずっ」と、すすった時だった。その時私たちは、サンノゼ(カリフォルニア)の中華料理店で食事をしていた。当時私達は、マスコミュニケーション専攻の大学院生で、いわゆる留学生。私は日本から渡米したばかりで、アメリカでの最初の年を迎えていた。 日本で生まれ育った私にとって、アメリカはどこか馴染みのある国だった。アメリカのポップ音楽を聴き、吹替されたテレビ番組を観て、ハンバーガーを食べ、「ジャパングリッシュ」(和製英語…

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キャンプ後のリトルトーキョーの高齢者の生活

2025年6月9日 • ロイ・カクダ

ホテル・パシフィックの、広くて使い古されてカビ臭い、カーペット敷きの階段を上ったのを覚えています。2階に上がると、左側に、冷静沈着な祖母、西川シゲノが部屋の前に立って、喜びに満ちた挨拶をしてくれました。祖母が私たちをキャンプ1ポストン(当時はコロラド川移住センターと呼ばれていました)に残し、デンバーの息子イワオの家族と暮らすために出て行って以来、私たちは会っていませんでした。父がアイダホとモンタナの畑で働き、母が仕立て屋を教えている間、祖母はキャンプでナンシーとテリーの面倒…

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私を形作った女性たち:私が知らなかった家族が私をどう形作ったか

2025年6月2日 • エバ・サクラ

なぜ日系カナダ人文化の保存にそれほどこだわるのかと聞かれると、私はいつも他の移民集団、特に私の家族と比較します。確かに私は5世代目ですが、ほとんどの移民集団では5世代目ともなれば、本来の文化はひどく薄れてしまいます。しかし、他の移民集団の友人たちが持っているように、そして私自身の非日系家族が持っているのは、物語です。カナダに最初に渡った人についての神話、高祖父母がどのように出会ったのか、新しい国で生まれた人々がどのように素晴らしいことを成し遂げたのか。こうした物語はしばしば…

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このシリーズの執筆者

平岡聖美(きよみ)、会社員。北海道出身。現在カリフォルニア北部で、家族四人で愛犬と暮らしている。職業は、産業アナリスト(ITリサーチ会社勤め)。ボランティアで日本人のワーキングマザーの会を共同主催している。

(2025年7月 更新)


ロイ・カクダはカリフォルニア州オレンジで生まれ、2 歳のときにアリゾナ州ポストンのコロラド川強制収容所に送られました。ロイは、黒人統合プログラムの前身であるアメリカ系メキシコ人統合プログラムの一環として、ホバー小学校に通いました。ガーデン グローブ高校では、黒人学生を学校に統合しようとする試みを目撃しました。ロイは、サン ルイス オビスポのカリフォルニア工科州立大学で電子工学の学士号を取得しています。

ロイは、父親が結核に罹った後、父親のトラック農場を引き継ぎました。農場の土地の一部は、幌馬車隊で到着し、ジョン・バーチ協会の設立会員であった開拓者から借りたものでした。

彼は既婚者です。ジェット推進研究所で宇宙ミッションの設計に携わっていましたが、退職しました。退職後は日系アメリカ人国立博物館のガイドを務めました。熱心な自転車愛好家です。


エバ・サクラはグレーター・トロント地域に住む五世で、現在ライティングの学士号取得を目指しています。家族の系譜を深く掘り下げるうちに、日系カナダ人の歴史とオンタリオ州の公教育について深く知るようになりました。彼女は、あまり語られていない歴史を分かりやすく、興味深いものにすることに尽力しており、日系カナダ人の遺産分析に関する研究は、2025年4月にストーリーテリング優秀賞を受賞しました。

2025年5月 更新

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