ディスカバー・ニッケイ

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ワカコ・ヤマウチ

(Wakako Yamauchi)


ワカコ・ヤマウチは1924年、カリフォルニア州ウェストモアランドに生まれた。家族はインペリアル・バレーの近くのブローリーで農業を営んでいた。第二次世界大戦中、彼女はアリゾナ州ポストンの強制収容所に収容された。彼女は収容所の新聞「ポストン・クロニクル」の画家として働いた。彼女は1977年にイースト/ウエスト・プレイヤーズ・シアターの芸術監督マコに短編小説「そして魂は踊る」を舞台化するよう勧められ、劇作家としてのキャリアをスタートさせた。彼女は2018年8月に93歳で亡くなった。

2018年8月更新


この執筆者によるストーリー

アリゾナ州ポストン:個人的な思い出

2018年7月3日 • ワカコ・ヤマウチ

50 年前、半世紀前の話です。私たちは別の時代、別の人生について語っています。戦争、忠誠心の分裂、裏切り、投獄の時代に戻ろうとしています。私たちの多くはすでにこの世を去りました。中には名声を失いつつある者もいれば、トラウマや葛藤を未解決のまま抱えている者もいます。 1942 年当時の日系アメリカ人の平均年齢が 17 歳だったとすると、私と私の同世代は当時の平均的な日系アメリカ人だったことになります。私たちは高校 3 年生で、あと 1 学期で卒業します。そして間もなく、重大…

南加日系人の声
「ナポレオン特別区」

2015年1月9日 • ワカコ・ヤマウチ

自分の過去を振り返って、人生を変えた決定的な瞬間を探しても、なかなか特定できません。おそらく、あまりにも微妙で平凡すぎて認識できないものも含め、たくさんあったのでしょう。私は、私たち一人ひとりが、幼少期から一定の弧を描いて進み、何か、あるいは一連の出来事が起こり、その曲線に沿って急速に抵抗なく進むのではないかと考えています。それは、バスに乗り遅れたり、衝動的に予定を変更したりするような単純な出来事かもしれません。あるいは、大恐慌や大量投獄のような大規模な出来事かもしれません…

南加日系人の声

2014年12月16日 • ワカコ・ヤマウチ

アリゾナ州ポストンのキャンプ I に 5 か月ほどいたころ、管理局は許可された地域の農場や缶詰工場の労働者を募集し始めました。私はキャンプの他の全員と同様に、檻に入れられ、監禁されているように感じ、抜け出す機会があれば飛びつきました。労働休暇を申請しました。「グループ休暇」「短期休暇」「許可」「無期限休暇」といった言葉は、半世紀以上前のキャンプ生活ではおなじみのものでした。しかし、今日では、あの絶望的で怒りに満ちた年月は、他人の夢の抜粋のように思えます。当時の若さと情熱を思…

この執筆者が寄稿したシリーズ
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