ディスカバー・ニッケイ

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メイリ―・マユミ・オノハラ

(Meiry Mayumi Onohara)


 ブラジル、ウベルランディア連邦大学にて言語学と会計学を専攻。同大学で会計学修士課程の学生。父方の2世、母方の3世。父親は佐賀県出身、母親の家族は神戸出身。国語教師、現在は家業を営む。

(2022年5月 更新)


この執筆者によるストーリー

ブラジルのお正月

2024年1月1日 • メイリ―・マユミ・オノハラ

忘年会の招待状が届くと、「もうお正月なんだ!」と思います。ブラジルの日系人の忘年会は持ち寄りパーティーです。ボランティアが、カラオケ機械の設備を準備し、ビンゴゲームなどのゲーム参加者への賞品を集めます。年末年始を楽しく過ごすために、皆で、協力し合います。  ブラジルのお正月と言えば、こんな慣習があります。平和のシンボルの白い衣服を着ること。レンズ豆を一皿食べること。ザクロの種七粒をお札に巻いて財布に入れ、持ち歩くこと。海辺で波を七回超えること、など。これら全…

ブラジルにおける日本人移民115年とブラジル人の日本への敬意

2023年6月16日 • メイリ―・マユミ・オノハラ

2023年6月18日は、ブラジルへの日本人移民115周年の記念すべき日です。ブラジルは日本人移民人口が最も多い国で、約200万人の日本人と日本人の子孫がブラジルに住んでいると推定されています。1ブラジル人は日本文化を高く評価しており、農業、技術、医療、その他の専門分野を問わず、日本人がブラジルにもたらした貢献を認識しています。このため、両国の絆を強める日本人を称える記念碑が数多くあります。サンパウロ州リベルダーデ地区ブラジル最大の日本人コミュニティはサンパウロ市にあります。…

布団、醤油など:ブラジルの語彙に組み込まれた日本語

2023年3月3日 • メイリ―・マユミ・オノハラ

ブラジルでは、日本人の子孫がポルトガル語と日本語を混ぜて話すのが一般的で、これは一般にバティアネス(ばあちゃん + ポルトガル語)、デカセグエ、コロニア語、さらには日生語と呼ばれています。簡単に言えば、これらの用語は、一種の語彙借用で、他の言語からの干渉を受けた言語の変形を指します。たとえば、「ごめん、今日はいいぞ!」と言うこともあれば、「おかあさん、お願いがあるよ」の​​ように、形態統語論的側面の構造を変えることもあります。このように、派生や合成のプロセスから形成された方…

ニッケイ物語 11—いただきます3! ニッケイの食と家族、そしてコミュニティ
ニッケイ食 ー ブラジル風の和食

2022年6月15日 • メイリ―・マユミ・オノハラ

一世の父、二世の母を持つ私は、日系ブラジル人です。ブラジルに居ながら、日本の習慣を守る家庭で育つと、自分が何者であるのか分からなくなることもありますが、両国の良さを実感することができます。多様な文化、特に食文化、は多くのメリットをもたらしてくれます。 私は、日本料理とブラジル料理の両方を知るべきだと思います。ブラジルは、とても広大な国なので、たくさんの種類の調味料、野菜、果物があります。味も豊かで、バラェティに富んでいます。 ブラジル人の食卓には、玉ねぎとにんにくで味付…

ウベルランジアの日系コミュニティ:分散しているのか、それとも無関心なのか?

2022年5月4日 • メイリ―・マユミ・オノハラ

私は、ブラジルのミナスジェライス州内陸部の都市サンゴタルドで生まれました。サンゴタルドには、今でも多くの日系人が住んでいます。この都市は、ニンジン、ジャガイモ、ニンニクの生産地として全国的に有名です。これらの生産者のほとんどは日系人で、この地域で多くの雇用を創出するだけでなく、田舎での活動の多様化に貢献してきました。運動会や花祭りなどの日本人会があり、日本人移民の家族が集まっていたのを覚えています。野球、ソフトボール、日本学校選手権もあったのを覚えています。私の兄二人は普通…

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