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日系人のホリデーストーリー作: ジョン・ニシオ
これは第104回「ニシオ・餅つき」のストーリーである。
火曜日の夜、毎年恒例の「ニシオ一族とその友人による餅つき会」を開催した。
米国で第一回目の餅つき会が行われたのは1912年で、私の祖父とその兄弟の夫妻たちによるものだった。
祖父たちはこの「餅つき」を、時の浮き沈みに関わらず続けてきた。戦時中、強制収容時にあっても行った。2004年に私がこの餅つき会を引き受けるようになるまでは、ニシオ農場や、叔父や叔母の家、または我が家でと場所をかえて行ってきた。
私や従弟たちは、親族のつながりが強い環境の中で育ってきた。その親しさと一体感をどのようにか再現するか努力をしている。餅つき会の時に家族のビデオを紹介することで、家族の歴史や伝統を引き継いでいくようにしている。こうして家族の結束を深め、本当の家族のアイデンティティを形成している。
毎年、私たちは素晴らしい時を過ごしている。それぞれの出来事を語りあったりして、一年の終わりを楽しく和気あいあいと過ごしている。今年(2016年)の集まりには平日にも関わらず36名が集まった。
寿司、照り焼きチキン、かつ、和風ポテトサラダ、雑煮などを作った。疲れも覚えるが楽しいひと時で、お金もかかるが家族が一緒になって楽しい時を過ごすことには代えられない…