トシオ・カツラヤマ
(Thoshio Katsurayama)
葛山敏雄さんはブラジルのサンパウロに住んでいます。彼はブラジル日系文学文化協会の理事長です。彼は2011年に最初の本『カリフォルニア』を出版し、その後も児童書、伝記、小説を出版しました。 2017 年に出版された『 As Aventuras do Samurai Caolho』は、マリア・アントニア・ダ・コスタ・ロボ賞 – UBE RJ (União Brasileira de Escritores) で佳作を受賞しました。 Telucazu Edições から出版された彼の最後の著書は、『Contos de um Velho Samurai sobre Bushido(武士道に関する老侍の物語)』でした。
2021年9月更新
この執筆者によるストーリー
遺産
2021年9月3日 • トシオ・カツラヤマ
私はちょうど 78 歳になりました。実を言うと、こんなに長生きできるとは思っていませんでしたが、人生は一瞬の出来事で、今残っているのはたくさんの思い出だけです。たくさんの思い出です。良い思い出もあれば、そうでない思い出もあります。両親が小さなコーヒー農園で収穫の仕方を学んでいた幼少時代を思い出し、とても懐かしく思います。日系移民の夫婦にとって、それは厳しく悲惨な生活でした。祖国から遠く離れた場所で、両親は休みなく働きながら子供たちを育てようとしていました。両親はブラジルに留…