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神田 稔

(かんだ・みのる)

@minoru

奈良県在住。曾祖父は広島県から1900年にハワイに移住した移民一世、祖母は二世。同志社大学社会学部卒。学生時代に故、中山容(京都精華大学教授)の 下でアジア系アメリカ文学や文化を学ぶ。アジア系アメリカのポピュラー音楽に興味を持つ。Asian Improv aRts/Records (San Francisco, Chicago)の日本通信員をボランティアで務める。アジア系アメリカ文学研究会、マイグレーション研究会他に所属。

(2010年11月 更新)


この執筆者によるストーリー

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1970 年代のアジア系アメリカ人運動が残したフォークソング - パート 2

2012年4月2日 • 神田 稔

パート 1 を読む >>いくつかの曲について1. TANFORAN(誰かいますか?) (堀越・滝本)この曲は、タンフォラン・アセンブリー・センターのノックの音とナレーションで始まる。同センターはサンフランシスコ郊外のサンブルーノにあった仮収容所だったが、今や人々の記憶から消えつつある。タンフォランは、ヨコハマ・カリフォルニアのライブでは必ず流れる定番曲だった。補償運動が始まる前から、この曲は仮収容所が何であったかを「家」という言葉で明確に表現している。レース場に復元された後…

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1970 年代のアジア系アメリカ人運動が残したフォークソング - パート 1

2012年3月26日 • 神田 稔

背景と問題認識: YOKOHAMA, CALIFORNIAは、サンフランシスコ・ベイエリアとサンノゼのアジア系アメリカ人ミュージシャンがリリースしたLPレコードのタイトル。クリス・イイジマ、宮本信子、チャーリー・チンによる『 A Grain of Sand 』(1973年)の影響を強く受けたこの曲は、アジア系アメリカ人運動の真っ只中に生まれた。サンノゼのJタウンで撮影されたジャケット写真は、当時の雰囲気を物語っており、バンドメンバーだけでなく、サンノゼ太鼓のPJヒラバヤシも…

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レビュー: Textured Lives: Stories from the Plantations of Hawai‘i (DVD)

2011年6月29日 • 神田 稔

去年(2010年)の8月。お盆休み。猛暑にうだる東京で私はこのドキュメンタリー映画を初めて見た。友人の宮田信さん(Music Camp代表)が企画した上映会で、彼がLAから招いたこの映画の制作者で監督のAkira Bochさんの慎み深い解説の後、サトウキビ畑で働く日本人労働者の動画が流れ、主役であるバーバラ・カワカミさんの声が重なる。いい感じの導入部だ。 ところが、次にスクリーンにあらわれた古い写真に私は「あっ!」と声をあげた。その写真には、私の曽祖父が経営し、祖母(一昨…

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レビュー:BIG DRUM - Taiko in the United States (2005)

2011年2月23日 • 神田 稔

去年の12月、San Jose Taikoの主要メンバーと京都で会う機会があった。予想通り、とても魅力的な人たちであった。この魅力はどこから来るのか。単なる個人の性格の問題ではない。その魅力は、彼らが、Taikoという楽器の演奏者(Player)であると同時に、Taikoを集団で演奏することにより、自分たち自身のリズムを作り出し、自分たちが楽しみ、そして聴衆をも楽しませる術(すべ)を知っていることから来る魅力なのかもしれない。Taikoを含む打楽器のビートには、人種や民族や…

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映画評  『アメリカンパスタイム 俺たちの星条旗』 デズモンド・ナカノ監督作品 2007

2007年8月3日 • 神田 稔

単館ながら東京でも上映された作品だが、未見の方もおられると思うので、粗筋から紹介したい。ネタバレの部分もあるかもしれないけれどもご容赦下さい。 ロサンゼルス生まれのライル・ノムラは1世の両親を持つ日系2世。一家ではじめて奨学金を得、サンフランシスコ州立大学へ進学する筈だった。しかし 1941年12月7日を境に、彼の、そして家族の運命はすっかり変わってしまう。他の12万人の日系アメリカ人と同じく、ノムラ一家も告知後10日間で家 や仕事、殆どの財産を手放し、ユタ州のド田舎…

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書評 『南北アメリカの日系文化』山本岩夫・ウェルズ恵子・赤木恵子 編(人文書院)2007

2007年6月1日 • 神田 稔

本書は、日系人を、国と地域別にカナダ・合衆国本土・ハワイ・南米各国の四つに分け、その文化を紹介し論じる試みである。従来の日本人による日系人 研究に弱点があるとすれば、それは、歴史研究や社会変動、アイデンティティ問題などに片寄り、日系人のありふれた日常生活に表れるトリビアな文化の記号を すくい取れてこなかったことだろう。この論文集は、立命館大学で組織された日系人研究グループが連続して開催した公開講座の講義録の上に成立した背景を持 ち、また、執筆者はそれぞれのスタイルでそれぞれ…

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