
ニューヨーク市、および南加に30年滞米、1994年、帰国し、現在北九州市に住む。 ジョアン・オッペンハイム著『 Dear Miss Breed: True Stories of the Japanese American Incarceration During World War II and a Librarian Who Made a Difference (邦題:親愛なるブリードさま -強制収容された日系二世とアメリカ人図書館司書の物語-)』の邦訳を東京・柏書房より出版。
(2012年9月 更新)
この執筆者によるストーリー

著名な日系アメリカ人
2016年6月28日 • 今村 亮
来年初めにチュラビスタに4750万ドルの予算で開校する46番目の小学校には、村岡三郎の名前が付けられる。これは日系アメリカ人移民を称えて建てられた最初の公立学校になるかもしれない、日系アメリカ人にとっては前例のないことだと思った。私はハワイの戦争の英雄で、第442連隊の戦闘退役軍人で、日系アメリカ人初の下院議員でもあったダニエル・イノウエ上院議員(1924年 - 2012年)について調べてみました。そうです、DKI インスティテュートは彼の功績をたたえるために、2013年に…

港学園ナウ
2016年6月1日 • 今村 亮
2016 年度湊学園卒業生の卒業式が 3 月中旬にサンディエゴで、4 月初旬に京都で行われました。ここでは、生涯にわたる物語と、関係者全員の一致団結した奉仕と献身の成果をご紹介します。港学園は、1978年にサンディエゴに主に日本人駐在員の子弟を対象にした日本語補習校として設立されました。駐在員の駐在期間は3年から4年がほとんどで、その間、親にとって最大の悩みは帰国後に子どもが困難に直面するかもしれないということでした。補習校の使命は、生徒がアメリカの学校に通いながら日本の文…

汚名
2015年8月11日 • 今村 亮
ニューヨークに住む息子が、ヘンリー・ホルト社から最近出版されたリチャード・リーブスの『 Infamy』という340ページの本を航空便で送ってくれた。副題には「第二次世界大戦中の日系アメリカ人強制収容の衝撃的な物語」とある。これは、ジョアン・オッペンハイムの『Dear Miss Breed』が広く引用されている最初の本である。この本にクララ・ブリードの写真を見つけてうれしかった。彼女はサンディエゴ公立図書館の児童司書で、何百人もの日系アメリカ人の若者と出会い、強制収容されてい…

「私のやり方で描いた」—ヘンリー・フクハラ、真のアーティスト
2013年12月26日 • 今村 亮
遠い峠の影。彼らの記憶は今も残っているマンザナー:涙の記念碑。無知と偽りの恐怖。正すことのできない間違い。視力の欠如による失明。昼が夜に包まれた。かつては明るかった希望が影を落とした。思い出は今も残る、 …まだ続く—ウィリアム・スミス著「マンザナー」最近のカリフォルニア旅行の最高のお土産は、カリフォルニア州トーランスの APC Fine Arts & Graphic Gallery が 2011 年にデザインし印刷した「Painted My Way」というアートブックです。…

自主避難
2013年11月29日 • 今村 亮
「試みられたが失敗した」というのは、日本が真珠湾攻撃で連合国軍に宣戦布告したとき、日系アメリカ人が自発的に避難しようとした努力について私が理解したことだ。高杉良のフレッド・ワダ(勇)に関する本には驚かされた。10年前に書かれたこの本は、最近光文社から『東京オリンピック(1964年)を招致した男』として再出版された。私が惹かれたのは、その副題「強制収容所行きを拒否した日系二世の物語」だった。この場面は、当時IOC副会長だったメキシコのホセ・デ・J・クラーク・フローレス将軍のチ…

バルボア公園日本友好庭園を再訪
2013年9月25日 • 今村 亮
この記事を、Will Hippen, Jr.、Clara Breed、Marge Wells、Mark Umemura、Ken Takada、Denny Ikeda、George Woodworth の各氏に捧げたいと思います。最近、私はバルボア公園日本友好庭園を再訪する機会がありました。サンディエゴ バルボア公園の中心にあるオルガン パビリオンから入り口を探すのに、記憶を頼りにしました。私は VIP (またはサービス) ゲートにいましたが、一般の人は入れませんでした。間違…

今村教会
2013年6月11日 • 今村 亮
最近知り合った日系ブラジル人のエドソン・アオキが、最近福岡市大刀洗1丁目を訪れました。久留米(内陸20km)や福岡天神駅から電車で簡単に行ける大刀洗は、田んぼが広がる静かな田舎です。第二次世界大戦中の様子は想像もつきません。当時、大刀洗は帝国陸軍航空隊の基地があったため、激しい爆撃を受けました。若いパイロットや対空砲兵部隊の訓練センターでした。若い頃の神風特攻隊員の歌に「大刀洗」という奇妙な名前があったのをかろうじて覚えていますが、それがどこにあるかは知りませんでした。 1…

メキシコへの日本人漂流者
2013年4月2日 • 今村 亮
十吉船長の日記から、私は永寿丸のもう一人の船長である善助の話にたどり着いた。善助は、千石船(体積の単位である「石」の定義については、以前の投稿「京都の歴史を探る旅」を参照)と誇らしげに呼ばれた船で、長さおよそ15メートル、1本マスト、米やその他の貨物を150トン運ぶことができた。しかし、1000石という用語はあいまいに使われていた。千石船の英語訳は、大型ジャンク船だった。したがって、このそれほど一流ではない千石船が、荒れた外洋に出たら嵐を乗り切れる可能性はわずかだった。永寿…

サムライ宣教師
2012年11月21日 • 今村 亮
よく聞きなさい。一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、ただ一粒のままである。しかし、死ねば、多くの種を結びます。 —ヨハネ12:24 1退職間近の頃、UCSB図書館を閲覧していたとき、1985年に出版された『 Samurai Missionary 』という本を見つけました。その本を熟読しているうちに、「今治」という地名が目に飛び込んできて驚きました。ここは私が生まれ育った四国愛媛県の町です。まさか今治が聖書の国際劇の舞台になるとは思いもしませんでした。この本は、医学博士でハワ…

オレゴンで和牛を育てる
2012年9月27日 • 今村 亮
世界に浸透する和食同様に, 和牛を渇望する声が高まっている。今回オレゴン州の牧場で黙々と2000頭の和牛を育てるハリー矢野をご紹介する。 今年、4月12日付フォーブ誌に「神戸ビーフ・フロード(詐欺)」というセンセーショナルな記事が出た。記事を書いたラリー・オルズメッドによれば、『和牛とは日本牛のことだが、それ以上は、尋ねる相手方、相手国の如何によっては、様々な回答がでてくるという。即ち、欧米人が熟知する米国産、欧州産の牛を含み、日本で飼育するすべての牛をいうと回答する…
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