ディスカバー・ニッケイ

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広瀬 寿秀

(ひろせ・としひで)


兵庫県出身。東北大学歯学部卒業。1995年に妻の実家がある青森県弘前市で広瀬矯正歯科クリニックを開業。診療の合間に津軽の郷土史を調べる。「明治二年弘前絵図」(2013), 「津軽人物グラフィティー」(2015)、「須藤かく―日系アメリカ人最初の女医―」(2017)の3冊の著書(すべて北方新社より)がある。2007年より「広瀬院長の弘前ブログ」を始める。

(2021年4月 更新)


この執筆者によるストーリー

須藤かく —日系アメリカ人最初の女医— 第2部

2021年4月12日 • 広瀬 寿秀

第1部を読む >> アメリカ留学 須藤、阿部、ケルシーらが横浜からアメリカに旅立ったのは1891年のことであった。二週間の船旅の後、サンフランシスコから大陸横断鉄道を利用して、まずはケルシーの故郷ニューヨーク州カムデンに向かった。ケルシーの母、アマンダは1871年に亡くなっていたが、父アサは90歳になってもまだまだ元気で、農業、共和党、教会の活動などで忙しかった。 アメリカへ着いた須藤と阿部は、まず、ケルシーの兄サムエルが住む近隣のフェアポートでアメリカの文化、習慣、…

須藤かく —日系アメリカ人最初の女医— 第1部

2021年4月11日 • 広瀬 寿秀

『大和コロニー フロリダに「日本」を残した男たち』などの優れたノンフィクション作品で有名な作家、川井龍介さんから突然のメールをもらったのは2011年10月のことだった。 「現在、アメリカ、フロリダの日系移民の歴史を調べていますが、フロリダのセント・クラウドで1963年に102歳で亡くなった日系人でKaku Sudoという人物がいます。青森県弘前市出身で、死亡診断書によれば父親の名はTsuiji Sudo、母親の名はYeuri Fujitaだそうですが、何か情報はないで…

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