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アンドリュー・ハセガワ

(Andrew Hasegawa)


アンドリュー・ハセガワは、四世の日系オーストラリア人。彼の曾祖父、長谷川節太郎(せつたろう)は1897年にオーストラリアに移住。日常生活では普通のオーストラリア人だが、同時日系オーストラリア人でることにも誇りを持っている。若い頃から自身のルーツに強い関心を持っており、20歳の時に日本を訪問。自己のアイデンティティ、さらには曾祖父がなぜオーストラリアに移住したのかを知ることは、アンドリューにとって、人生の原動力となっている。

長期にわたり日本に住んでいた経験を持つ。現在はオーストラリアに移住した他の日本人の物語を研究することに尽力してる。カナダのプロジェクト「Past Wrongs Future Choices」を通して、日系オーストラリア人がヘイビアス・コーパス(人身保護令状)を請求してオーストラリアに留まり、追放を避けたと事例について論文を書く機会を得た。アンドリューは、研究は仕事ではなく、発見の旅であり、知識を共有するチャンスだと考えている。

(2024年10月 更新)


この執筆者によるストーリー

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長谷川物語:124年に渡る5世代の歴史 — その2

2024年12月18日 • アンドリュー・ハセガワ

その1を読む  太平洋戦争の終結により、オーストラリア在住の日本人のアイデンティティーの危機は深まりました。抑留から解放された後、ほとんどの人が日本へ送還されましたが、その多くは本人の意思に反するものでした。オーストラリアに残ることが許されたのはごく一部でした。ほとんどの場合、その基準となったのは、オーストラリア人のパートナーの有無でした。69人の日本人が抑留から早期に解放され、さらに139人がオーストラリアに残ることが許されました。送還されなかった139人の多くは、片方…

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長谷川物語:124年に渡る5世代の歴史 — その1

2024年12月17日 • アンドリュー・ハセガワ

長谷川節太郎 長谷川節太郎が死去した1952年10月4日、オーストラリアの長谷川家の日本との関係は、これ以上ないほど希薄なものになりました。北半球では夏の盛りである8月、日本人が先祖を迎える時期に、節太郎の墓に集まる者はいませんでした。日本の伝統は受け継がれることなくすでに失われていました。自らのルーツを受け入れるより、否定する方が楽な時代でした。 長谷川の祖父・節太郎は、自己のアイデンティティをしっかりと持っていました。強制収容や戦争を体験し、55年間オーストラリ…

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ニッケイ物語 8—ニッケイ・ヒーロー:私たちの模範となり、誇りを与えてくれる人
私のヒーロー:セツタロウ・ハセガワ

2019年5月23日 • アンドリュー・ハセガワ

第二次世界大戦の長い影は、私が生まれた1960年代前半頃には薄れつつありました。1950年代から60年代にかけて、オーストラリアには次々と移民が押し寄せましたが、日本人をはじめとするアジア人はほとんどいませんでした。白豪主義が主流の時代、肌の色から判断すれば私は白人として通りましたが、私の名字は日本名でした。 私の父、レイモンド・タロウ・ハセガワは、レオ・タケシ・ハセガワの息子で、オーストラリア連邦成立前、白豪(主義)として知られることになる移住制限法以前の1897年に日…

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