エドナ・ヒロミ・オギハラ・カルドゾ

(Edna Hiromi Ogihara Cardoso)

サンパウロ州の内陸部生まれ。夫と娘の3人暮らし。サンパウロ州立大学建築都市計画学部を卒業。手工芸のボランティア講師。趣味は水彩。インスピレーションが沸くと書き物を始める。

(2020年10月 更新)

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ニッケイ物語9—勝敗を超えて: ニッケイスポーツ

毎日のラジオ体操

雨の日も晴れの日も、女性たちは毎日ラジオ体操教室へやってきます。 場所はサンパウロ市シャッカラ・イングレザ区にある体育館。数少ないスタッフが交代で入り口の門を開け、テーブルとCDプレヤーを用意します。 その地域には日系人が多く住んでいるので、参加者の少なくとも30パーセントは日系人です。 一人また一人と女性たちが元気に集まり、挨拶を交わします。新型コロナウイルスが発生するまでは、ハグが付き物でした。 参加者は50歳から80歳以上の女性なので、この年代ならではの会話が交わされます。「腰の具合はどう?」「咳はまだ治らないの?」「良くなった?」「インフルエンザのワクチン接種をした?」などなど。 そして、神様に一日を無事に過ごせますように、私たちを見守ってくださいとお祈りを捧げ、体操を始めます。 女性たちは列になって、ラジオ体操の行進から始め、ちょっと複雑な運動をそれぞれの体力にあわせて行います。 インストラクターの指示に従いながら、エアロビクスや協調運動に励みます。中でも最も難しいものは、片足をもう片方の足の前で交差し、上体を下げるストレッチです。バランスが必要なので、不安を感じる方は無理をしないようにと注意を呼びかけます。 私は、毎回すごいなと感心して皆を見ています。高齢にも関わらず、毎日欠かさず早起きし、体操教室へ通うことは称賛に値します。「で、男性は何処?」と…

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