インタビュー
先輩に触発されブラジル移民を決意
私がブラジルに来ようと思ったのは、まだ中学の3年生の頃です。で、今は昔の中学は今高校になってますが、その頃先輩が、うちの近くにいた先輩が中学を卒業して、ブラジルへ来たので、その刺激を受けてブラジルに行ってみたいとすごく考えたわけなんです。で、卒業して、しばらく家にいたんですが、私は長野県、長野県でほんの半年ぐらい家にいて、それから力行会、東京の力行会という海外学校、外国へ行くものをいろいろと準備をしたり、教えてくれる学校に入って。その学校に半年いて、それから船に乗ったんでしたが、ちょうど兵隊検査を済ました年ですから、まぁ20歳。20歳の年に船に乗って、ブラジルへやってきたわけです。当時、ブラジルに来るというのは、インドを回って、アフリカを回って、でブラジルへやってくるわけでしたが、46日かかってブラジルに着いたわけ。サントスへ着いたわけです。まぁ、それからはサンパウロで、まずなんと言って・・・とにかくあの一人ですから、えぇもちろん独身で、家族もいなければ、そう親類というほどの人もブラジルにいたかもしれないが、当時探すほどのこともなかったから。それで先輩に進められて寄宿舎に入ったんです。その寄宿舎というのが、今の文化センターが建ってるあの場所なんです。昔、古い建物がありましてね。それを潰して、文化協会、あのセンターができたわけです。
日付:
場所: ブラジル
提供: Caminho da memória - 遥かなるみちのり. São Paulo, Brazil: Comissão de Elaboração da História dos 80 Anos de Imigração Japonesa no Brasil, 1998. VHS.