インタビュー
初選挙 (英語)
(英語) 当時私は、ある意味反抗的な学生でした。私は積極的にYMCAの活動に参加したり、クラスメートのほぼ全員が生徒会委員や学生新聞などの編集者をしているようなクラスに所属していました。そして新学級になった最初の登校日に、学級委員の選挙がありました。その日私は教室の中に座りながら、「こういうのは自分には関係ないな。ネクタイなんかしてる他の人たちがなればいい」という風に考えていたんですね。私は彼らのことを、ネクタイ・ボーイズ、なんて呼んでいたんです。スーツ上着を着て来る生徒もいましたしね。とにかく学級委員の選挙が始まると、突然誰かが立ち上がって私を推薦したんです。そして他の誰かが、「これにて推薦を締め切ります」と言ったんですね。彼らはくっくっと笑っていました。私は学級委員に仕立て上げられ、みんなはそれを面白がっていたんです。学級委員になるようないわゆるプロは、ほかの生徒たちだった訳ですから。
その日学校が終わると先生は私を呼び出し、「彼らが何をしたのか、私は分かっている。君を笑いものにしたりして、彼らのことを恥ずかしく思うよ」と言いました。そして先生は、「これは、議会運営についてのロバート議事法だ。これを勉強してきなさい。1週間後に話し合うからね。そして来月最初の学級会で、彼らに思い知らせなさい」(笑)と私に言いました。
私が議会運営についての規定をこの時に初めて知りました。それまで私は、それが何なのか全く知りませんでしたし、そんなことはどうでもよかったんです。そうして(最初の学級会で)私はクラスメートを驚かせたんです。予想外のことに戸惑う様子の生徒もいましたが、クラスメートたちは少しずつ私のことを尊敬してくれるようになりました。
日付: 2001年5月31日
場所: 米国、カリフォルニア州
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター
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