(英語) 中学生の頃から、僕は外国に住むことを夢見ていました。もともと僕は、ヨーロッパに住みたいと思っていたので、19歳の夏、ヨーロッパへ行きました。当初は3カ月間行く予定だったのですが、結局6か月滞在しました。1年間のオープンチケットがあったのです。ドイツで軍関係の知り合いができて、彼らは僕に雑務の仕事をくれました。そして僕らは酒を飲んだり、自由奔放に生きていました。1人がカナダ人で、アメリカ人が2人いて、僕は、彼らのアパートの床だったり、とにかく適当にどこかに寝ていました。自分の部屋もなく、ただふらふらと生きているだけでしたが、楽しかったんですよ。いい時を過ごしました。
でも、ヨーロッパに短期間滞在して思ったのは、ここにずっと住みたくはないということでした。ヨーロッパでは僕は目立つので、居心地はよくありませんでした。そういう意味では、アメリカに居るのと同じでしたから。目立ったり、人種差別の対象になったりすることが嫌なのです。僕は、そういったことは自分の人生の外に置きたかったので、日本に初めて来た時、この生活がすごく心地良く感じました。とにかく目立ちたくない、という気持ちが僕にはあって、日本はすごく居心地がいいのです。
日付: 2003年11月11日
場所: 日本、京都府
Interviewer: アート・ノムラ
Contributed by: アート・ノムラ、『ファインディング・ホーム』