「じいちゃん」や「ばあちゃん」と仲良しに (英語)

書き起こし文章は右記の言語でご覧になれます:

(英語) 世代をひとつ超えるということについて言えば、僕ら三世は、二世の視点というよりは、一世の視点を再び見つめ始めたんです。僕らはおじいちゃんやおばあちゃんとコミュニケーションをとりたいと考えていたし、一世が二世に伝達しなかった、もしくは二世が受け継がなかった文化が、実はすごく豊かだと感じたんですね。一世と二世は、世代的に近すぎたのでしょうね。そして二世の人たちは、厳しすぎる両親の世代が好きになれなかったのかもしれません。三世の子供たちは祖父母に甘やかされていたとか、理由はいろいろあるのでしょう。三世は一世とより近い関係にあったからこそ、もっと一世を知りたいと思ったんですね。そして、僕らは一体何者なのか、というアイデンティティの模索の意味もあったと思います。もしかしたらステレオタイプだと言われるのかもしれませんけど、でも僕は、アジア系の人にはある種の美意識が備わっていると思うんです。そしてその美意識は、芸術的な家庭環境での生い立ちから来ていると思います。書道や詩や竹かご細工などの、機能性と美しさを兼ね備えた物が生活の中で生かされていたんですね。僕らが育ってきた環境にはそういう芸術的要素が含まれていたと思います。

日付: 2004年12月10日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: アート・ハンセン、ソージン・キム
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

issei sansei

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