(英語)ニシザキさんは元々庭師としての知識はありませんでしたし、庭師ではなかったんです。彼はどういう花をどんな風に植えればいいか尋ね回り、いろんな人に教えてもらっていたんです。偶然訪れたニュー・デンバーの村で、彼はその土地の人たちが作った素敵な庭を見て、どうすれば出来るのか聞いたんです。そして村人たちから彼が自宅でも植えられるような植物をもらったんです。どこで何をすべきか、彼は教えてもらったとおり、毎日川床を歩き、石を拾い、枯山水まで運んだんです。結果的に、かなり大きな石まで大量に集めるようになったので、彼の友人が手押し車を作って運んで、そのうちトラックを出してまで、巨大な岩を大量に運んだんです。そうして、枯山水を造ったのです。 彼は5年間造り続けましたね。それはもう広大な庭で、その大きさ故に観光名所となりました。その土地が何エーカーあったかはわかりませんが、高さは20フィート(約6メートル)程で、でもそれは日本庭園とは別ものでしたけどね。庭を見るために各地から人が訪れました。ネルソンやブリティッシュ・コロンビアからも人が見に来て、ある写真家は「これはいいぞ。」と言って、写真を撮って行ったんです。そしてその写真家はこの日本の枯山水のポストカードを作り始めました。でも庭を見ると、日本の枯山水とは違うんです。
日付: 2006年7月25・26日
場所: 米国、ワシントン州
Interviewer: トム・イケダ
Contributed by: Denshō: The Japanese American Legacy Project.