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歴史の重要性を考える (英語)

(英語) これまで携わった訴訟だけではなく僕自身の経験から学んだことは、歴史の重要性です。人々がなぜ歴史を理解する必要があるのかというと、それは単に現在や未来を知るためだけではなく、歴史の流れの中で自分がどこに位置しているか知る手立てとなるからです。そして自分自身のアイデンティティを探る手段にもなるのです。

僕は、歴史を学ぶことは登山に置き換えて考えられると思います。アジア・太平洋系アメリカ人が山の中腹まで登り、登って来た道から下方を見下ろすと、アフリカ系やラテン系、そしてネイティブ・アメリカンが道しるべを付けてくれた道筋が見える訳です。彼らこそ、公民権獲得への旅を奮い立たせ、アジア・太平洋系アメリカ人が後に続けるよう山道を導いてくれた人々です。そういう意味で、我々は彼らに借りがあるし、歴史を知っているからこそ借りがあると自覚することができるんですね。そして山の中腹にいるからこそ、さらに上の方を眺め、あとどれほど遠くまで進まなければならないか見渡すことができるんです。そして歴史は、我々がさらに上を見つめ、平等という名の山頂にはまだたどり着いていないということを知る指針にもなっています。

まだ先は長いですが、我々と同じ道を進む人々の存在も歴史が教えてくれています。そして我々はそのことをずっと胸に留めていなくてはなりません。なぜなら彼らの存在は僕らを奮い立たせてくれますし、実用的な政治戦略を発展させる手立てにもなっているのです。


公民権 差別 政府 アイデンティティ 対人関係 政治 人種差別

日付: 2003年2月8日

場所: 米国、ワシントン州

インタビュアー: トム・イケダ、マーガレット・チョン

提供: Denshō: The Japanese American Legacy Project

語り手のプロフィール

デール・ミナミ氏は、1946年10月13日カリフォルニア州ロサンゼルスで生まれ、同州のガーディナで育った日系三世の男性です。1968年、南カリフォルニア大学で政治学の学士号を取得し、卒業時(学業優秀者に贈られる)magna cum laude(優等賞)を受賞、同時にPhi Beta Kappa(全米最古で終身会員制の優等学生友愛会)の会員資格を授与されました。そして1971年、カリフォルニア大学(バークレー校)Boalt Hall School of Lawで法学修士号を取得しました。ミナミ氏は、Asian Law Caucus, Inc.、Asian Pacific American Bar Association of the Greater Bay Area、The Asian Pacific Bar of California, the Coalition of Asian Pacific Americansの共同創立者です。

ミナミ氏は、アジア太平洋系アメリカ人およびマイノリティーの公民権に関わる(数多くの)重要な訴訟に関わってきました。そのひとつに、コレマツ対アメリカ合衆国があります。これは、当初米連邦最高裁が(日系アメリカ人を隔離し収容することへの合憲性を)支持するという重要な判決を下し、40年前にコレマツ氏が、第2次世界大戦中に日系アメリカ人に出された退去命令を拒否した罪で有罪となったのを覆す訴訟でした。その他には、1)アジア太平洋系アメリカ人(全体)を代表してアジア太平洋系アメリカ人が起こした初の雇用をめぐる集団訴訟、United Pilpinos for Affirmative Action対California Blue Shield(保険機関)。2)アジア太平洋系アメリカ人を代表し、ワシントン州立大学にアジア系アメリカ人研究プログラムを開設するよう要求した集団訴訟、スポケーンJACL(日系アメリカ人市民同盟)対ワシントン州立大学。3)終身在職権を不当に却下されたことを申し立てたことで、教育の場で差別があると公に報道された為、最終的に学校側から終身在職権を与えられた、ナカニシ対UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)など、重要な訴訟に関わってきました。

ミナミ氏は、カリフォルニア大学バークレー校およびカリフォルニア州オークランドのミルズカレッジで教えた経験があり、State of California's Fair Employment and Housing Commission、State Bar of California(カリフォルニア州法曹協会)、およびJudicial Nominees Evaluationのコミッショナーを務め、更にAttorney General’s Asian/Pacific Advisory Committeeの委員長、Senator Barbara Boxer’s Judicial Screening Committeeのメンバーを務めています。また1994年には、クリントン大統領の任命によりCivil Liberties Public Education Fund Commissionの委員長を務めました。現在は、サンフランシスコを拠点とするミナミ・リュー・タマキ法律事務所のパートナーとして、人身傷害およびエンターテイメントの法律を専門に活躍しています。(2003年2月8日)

George Katsumi Yuzawa
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ジョージ・カツミ・ユザワ

真珠湾攻撃後の近所の同情(英語)

戦後ニューヨーク市に移住した二世の花屋。日系アメリカ人の公民権運動で活躍。(1915-2011年)

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George Katsumi Yuzawa
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ジョージ・カツミ・ユザワ

ニューヨーク市の日本人会の起こり(英語)

戦後ニューヨーク市に移住した二世の花屋。日系アメリカ人の公民権運動で活躍。(1915-2011年)

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Masako Iino
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飯野 正子

日本人移民に興味を持ったきっかけ

津田塾大学学長、日本人の日系史専門家

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Masako Iino
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飯野 正子

在日日系人と日本社会

津田塾大学学長、日本人の日系史専門家

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Masako Iino
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飯野 正子

日系人とは?

津田塾大学学長、日本人の日系史専門家

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Masako Iino
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飯野 正子

日系人から学んだこと

津田塾大学学長、日本人の日系史専門家

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Mike Shinoda
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マイク・シノダ

ロサンゼルスで見つめる自己アイデンティティ(英語)

ミュージシャン、プロデューサー、アーティスト(1977年生)

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Mike Shinoda
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マイク・シノダ

日本への親近感(英語)

ミュージシャン、プロデューサー、アーティスト(1977年生)

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Mas Kodani
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マサオ・コダニ

二世にとってのパフォーミング・アーツ(英語)

ロサンゼルスの洗心仏教寺の開教使・緊那羅(きんなら)太鼓の共同創始者。

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Mas Kodani
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マサオ・コダニ

伝統的音楽「雅楽」を演奏することによって形成されたアイデンティティ(英語)

ロサンゼルスの洗心仏教寺の開教使・緊那羅(きんなら)太鼓の共同創始者。

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PJ Hirabayashi
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PJ・ヒラバヤシ

子供のころ体験した差別(英語)

サンノゼ太鼓の共同設立者・製作監督

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PJ Hirabayashi
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PJ・ヒラバヤシ

太鼓から感じる力強さ(英語)

サンノゼ太鼓の共同設立者・製作監督

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PJ Hirabayashi
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PJ・ヒラバヤシ

太鼓を通して感じ一世と三世のつながり(英語)

サンノゼ太鼓の共同設立者・製作監督

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PJ Hirabayashi
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PJ・ヒラバヤシ

多様なメンバーを持つサンノゼ太鼓(英語)

サンノゼ太鼓の共同設立者・製作監督

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Byron Glaser
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バイロン・グレイサー

アートをサポートすることの重要性(英語)

イラストレーター、デザイナー

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