ステレオタイプの固定化を回避 (英語)

書き起こし文章は右記の言語でご覧になれます:

(英語) (学校の中で生徒を)ステレオタイプに当てはめてしまう傾向がありました。日系三世の子供たちは、行儀よく物静かで賢くて、勉強もよくできる、という風に見ていた先生や学校管理者もいました。でも、もしかしたらそうではなかったかもしれませんよね。だからと言ってその逆になるよう生徒たちを導くべきではありませんけれど。そういった管理者や先生、そして学校カウンセラーは、日系アメリカ人の生徒は、科学や数学の道を進み、芸術方面には行かない方がいい、と考えていたのかもしれません。それから他のみんなと同じように、サザンカリフォルニア大学やカリフォルニア大学ロサンゼルス校のような地元の大学に行って、決してスタンフォードやイェール、ハーバードを目指すのではなく、地元に残ることを希望した方が懸命だ、と思っていたのかもしれませんね。

今思えば、とても無難な環境ではあったと思います。努力して優秀な成績を目指し、何でもなりたいものになれると思わせてくれる環境だったのですからね。でもよく考えてみると、ある意味今で言う、ガラスの天井1と呼ばれる制限つきの環境でもあった訳ですよね。それは、日系人は成功を収めるべきではあるけれど、日系であることに変わりはないのだからそれ以上は目指さない方が賢明だということですね。

1. ガラスの天井: 組織などの中で昇進が制限された状態。この制限は性別や人種などの区別により生じることが一般的で、本人の努力や技能による制限とは区別される。

日付: 2000年3月23・24日
場所: 米国、ワシントン州
Interviewer: マーガレット・チョン、アリス・イトウ
Contributed by: Denshō: The Japanese American Legacy Project

glass ceiling identity stereotypes

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