政治権力の欠如が収容所の一因(英語)

書き起こし文章は右記の言語でご覧になれます:

(英語) 真珠湾攻撃後に日系人が隔離され収容所に入れられた最大の原因は、私たちに力がなかったからだと思います。私たちの両親の世代は、日系人に投票権がありませんでしたから、政治的な力が全くなかったんですね。また市民権が得られなかったので、アメリカ市民ではありませんでしたから、白人家庭に比べると政治への関心も薄かったんです。ですから一般の白人家庭みたいに、夕食の席で市長選や上院議員選挙で次は誰に投票するかなんて話は出ませんでした。別に自分達の力が及ぶ訳でもなかったので、そんな話はしなかったわけです。もしかすると他の日系人の家庭ではしていたかもしれませんが、少なくとも私の家庭ではありませんでした。そんなことで、私たちは一票の力がどういうものかをほとんど知らずに育ったんです。(米政府が)どの権力基盤からも反対されずに私たちをすんなり収容所に入れることができたのも、私たちを代表する(日系)人が権力の中枢、特に政治の中枢にいなかったことが大きな原因になったと思います。

日付: 1998年8月26日
場所: 米国、バージニア州
Interviewer: ダーシー・イキ、ミッチェル・マキ
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

discrimination politics world war II

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