日本人に対するステレオタイプ: 昔と今(スペイン語)

書き起こし文章は右記の言語でご覧になれます:

(スペイン語) そうですね。戦争中、スクリーンで観るアメリカ映画は、必ず日本が敵のものばかりでした。それも残虐な敵です。シリーズものもそうで、小さなころから見ていたバットマンは日本人と戦っていました。日本人はいつも悪者でした。私たちは無邪気なもので、自分たちの親の親、つまり日本人が面白半分に人殺しをする残虐な敵として登場する、ということは気づかずに映画を観に行っていました。あるとき、まさにマッカーサーが「私たちは戻ってくる。」のセリフを残した映画を観に行ったことがありました。映画は当然のように反日的なもので、上映後、まだ小さかった私といとこが外に出ると、皆が、私たちをまるで、そう、ペストとかハンセン病とか、そういうのを病んでいるかのように見ていたんです。それにしてもまったく気分の悪いことですよね。

I*: 今の子供たちもそういう経験があると思いますか?

いや。もうないでしょう。恐らく、唯一嫌なことがあるとしたら、目の細い人は皆「中国人」と言われることでしょうか。(笑)それくらいですかね。中国人に敵対心とかは全くないんですけどね。皆仲良くやっていますし。ただそんな風にひとくくりにされるんですよね。

*Iは、インタビュワー(アン・カネコ)。

日付: 2005年10月7日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: アン・カネコ
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

discrimination post world war II racism

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