(英語) (「ハパ」への意識は)基本的にはアメリカ特有の現象なんです。この国ほどこれについて話す国は他にありませんからね。シンガポールでもある程度ハパへの高い意識がありますが、ユーラシア人(とのハパ)の話が多いのが現状です。ほとんどがユーラシア人で、アフロ系アジア人やラテン系などはあまりいませんからね。ユーラシア系となると、また意味合いの違う問題になってくるのです。ご承知のとおり、今のところ人種の問題については、他の国と比べアメリカが最もよく話しています。たとえ外国人だとしても(アメリカにいると)その話をしたがるのです。
本当のところ、人種の枠を超えた養子のような人がプロジェクトに参加してくれるかどうか興味がありまして…1人だけ考えてくれていた女性がいたのですが、写真を撮るのを嫌がりました。またそれも面白い考え方だと思います。ある人達は、私の定義では「ハパ」ではありませんでしたが、(プロジェクトに)参加しました。それが彼らの自己アイデンティティなので、それはそれでいいと思いました。黒人と白人の(両方の血を引く)女性が来て「私もハパよ。」と言うので、私も「わかりました。じゃあ写真を撮りましょう。」という感じでね。
日付: 2006年5月3日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: ジム・バウワー
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター