(英語)他人にレッテルを貼られるのは余り好きではありません。自分のアイデンティティ(が何か)を決めるのは、自分自身の選択です。これは素晴らしいことだと思います。そのアイデンティティが何であっても構いませんが、アイデンティティを特定する場合に・・・。
そういえば、この間犬をビーチに連れて行き違反切符を切られた時、例の「You people(お前たち)」という呼び方をされたのです。人から「You people」と呼ばれた瞬間、そう呼ばれた人がマイノリティーになり、そしてその「You people」の解釈はどんな意味にもなり得るわけです。「You people」と呼ばれた人としては「なるほどね、どういうスタンスの会話かわかったよ。」という気なります。ですからこの男性に「この事についてはお前たちには長い間言ってきているだろう!」と言われた時、私としては「うーん、『お前たち』って犬をビーチに連れてきている人のこと?それともサーファー?(肌の)茶色い人?タトゥーのある人?髪の長い人?」と思ったのです。その人にとってどういう人達を指すものであれ・・・私は「お前たちってどういう意味ですか?」と聞いてみました。しかしその男性は黙ったまま違反切符を書き続け、答えようとはしませんでした。
その時私は、この男性は頭の中で(私に対し勝手に)何だかのレッテルを貼っていて、それが(意識の中で)働いているのだと気が付いたんです。この男性の「You people」が意味するところは、「我々のこの偉大な国や市の法律を無視する、お前たち法律違反者」なのかもしれませんし、または別のものが(意識の中で)働いていたのかもしれません。とにかく、私は極力自分のやり方で自分自身のアイデンディディを決める選択をしているんです。
日付: 2006年5月3日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: ジム・バウワー
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター