(英語) このプロジェクトによって、ハパに対するありがちな神話が払拭されればと願っています。「hybrid vigor(雑種強勢)」または「ハパってみんなきれいでいいね。すべてが薔薇色でしょ?有名なモデルや俳優を見てごらんよ。わあ、キアヌ・リーブスって本当に格好いい!」というような神話がすこしでも払拭されればと願っています。(ハパといっても)様々な年齢、民族、体系の人がいて、外見は皆それぞれ本当に違うのですから。
また同時に、みんなに自らのアイデンティティを形成する機会を与えたかったんです。このプロジェクトをきっかけに、参加するモデル達にアイデンティティを確立させ、どれだけひとりひとりに違いがあるかを見せようとしているんです。違いを誇れるようにしたいですし、「Ainoko」や「hybrid(混血)」「half-breed(ハーフ)」更には形式的には正しいのですが「アメラジア人」といったようなあまり良い意味をもたない言葉にも抗議したいんです。(アメラジア人って)75年代のベトナム戦争後のような感じじゃないですか?そういった意味合いでドキュメンタリーでも使われてきましたしね。「ハパ」という言葉も、もともとはハワイで人をからかうような言葉として使われていたんです。みんなに自分達が何者であるかを自分の言葉で言えるようになり、良い意味合いをもたない言葉には抗議し、違いを誇れる場があって欲しいんです。
日付: 2006年5月3日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: ジム・バウワー
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター