アメリカ人、故郷は日本(英語)

日系アメリカ人家庭に育つ(英語) 渡日の理由(英語) 日本社会への突然の受け入れ(英語) 家紋を探る(英語) 日本人に見えることの不都合(英語) リング名「大和魂」 アメリカ人、故郷は日本(英語) 市民権とアイデンティティ(英語)

書き起こし文章は右記の言語でご覧になれます:

(英語) 僕はアメリカ人ですよ。でも日本に住んでます。日本も日本人も大好きだし、日本人の正直さとか忠誠心のあるとことか、日本的な考え方も好きです。でも、それとは違うところで僕はアメリカ人であり、アメリカ人であることに誇りを持ってます。自分がアメリカという国に属していることも誇りに思ってるしね。アメリカの為に死ぬ事だってできます。でもね、たとえば日本で入隊して日本の為に死ねるか、と言われてもそうは言えないんですよ。そういう意味で、僕はアメリカ人なんでしょうね。

でも故郷は日本。まあ、変ですよね、なんか全部矛盾してるみたいで。でも日本が自分の居場所なんです。家もここにあって、家族も居て、犬1匹と車も3台あるし。すべてここに揃ってるんです。ハワイの実家にも帰るんですよ。でもそこに住んでいる感じはしないし、一員だっていう感覚もないんですよ。(ハワイでは)よそ者だっていう気さえしますね。

ハワイとかアメリカの流儀は好きじゃないんですよ。(ハワイで)ガソリンスタンドに行く時も、フルサービスを受けられるところに行くんだけど、そうすると、「何でフルサービスに行くんだよ?セルフに行けば?」っていう風に見られるんですよ。(ガソリンスタンドの人も)歩いて出て来て、「ふんっ」て感じで。でも日本ではチップも払わなくていいし、走って出て来て「私どものガソリンスタンドに来ていただきありがとうございます」って言うんですよ。車の窓も拭いてくれるし、できることは全てやってくれますからね。そういうのはすごくいいですよ。日本が好きですね。

ここが帰るところです。でも簡単に言えば、僕には日本人の血が流れていて、日本に住み、この国を故郷とするアメリカ人ですよ。もしエンセン・井上が誰なのか、一文でまとめようとすれば僕ならこう言うでしょうね。

日付: 2003年10月14日
場所: 日本、埼玉県
Interviewer: アート・ノムラ
Contributed by: アート・ノムラ、『ファインディング・ホーム』

FindingHome identity Japan

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