(英語) フィンチさんのことですか?彼は『第442連隊戦闘団のゴッドファザー』と呼ばれていた人ですね。彼は「さあ、ミネソタに行って日系人が何か必要としているものがあるか見てこないか?」と言うような人でしたね。フィンチさんは確かにゴッドファザーでしたよ。
彼は日系人の兵士ととても強い結びつきを持っている人でした。何でもやってくれて、欲しいものが手に入れられない兵士が居たら、どこかはわからないけれど他の州まで探しに出かけてくれるんですよ。例えばハワイの日系人はアワビが好きで、それをどこで手に入れるのかはわかりませんが、フィンチさんはどこかで彼らのためにアワビを見つけてきてくれるんですね。それに、日本食を調達してミシシッピまで届けてくれたりね。日系の兵士が訓練中であれ何であれ、怪我をすると、入院している病院がどこであろうと、フィンチさんはお見舞いに行くんですね。彼は日系の兵士や兵士の両親にさえも、何か必要なものがあるか聞いてくれるし、「君のお父さんやお母さんは何か必要かい?ご両親はおいくつなの?」などと声をかけてくれるんですね。フィンチさんはめずらしい人で、こういう人というのは世界中いつもどこからか現れるようですね。
日付: 2003年6月16日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: カレン・イシズカ、アキラ・ボック
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター