冷たいご飯 (英語)

書き起こし文章は右記の言語でご覧になれます:

(英語) 母は習慣を大切にする人でした。そのうち結婚して貧しい家に嫁いだら、温かいごはんが食べられなくなるからと、娘たちには温かいごはんを絶対食べさせませんでした。だから私はいつも前日の冷ごはんを食べていたんです。母の言ったことは正解でした。結婚した相手は長男で父親がすでに他界していたため、主人が兄弟姉妹4人の面倒を見ていました。案の定、私は冷や飯を食べることになりました。

母は、日本で結婚した時は毎朝3時に起きて畑仕事をしなくてはいけなかったと口癖のように言っていました。また(結婚した頃)母が2杯目のご飯をおかわりすると、お姑さんがめくばせするので、食べるのもままならなかったと言っていました。(私たちが)食事をしていると、母はこの話を何度も繰り返すんです。だから私も食べられませんでしたよ。悪気があって話したわけではないと思いますけどね。

主人と一緒に自分達の家を持ったあとも、私は冷ご飯を食べ続けました。でも主人が怒るんです「今は温かいご飯が食べられるんだから!」と言ってね。私はそれでも冷ご飯を食べ続けました。生活の一部・・・多分習慣になってしまったんでしょうね。主人も私もお茶漬けは好きで、よく(ご飯に)お茶をかけて食べていましたよ。

日付: 2004年2月19日
場所: 米国、ハワイ州
Interviewer: リサ・イタガキ、クリッシー・キム
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

gohan rice

ここでは、オーラル・ヒストリーインタビューに必要な基礎知識をご紹介します。

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