インタビュー
日本政府の日系人に対する誤った思い込み
1990年の6月に入管法改正されて、来年で30年になるんですけど、二世、三世の人たちが日本にどんどん行き始めていた時代なんですね。
日本政府は二世、三世ならば日本語もできるだろうし、日本文化もある程度分かっているだろうし、日本に適応するスピードも早いんじゃないかみたいなことを考えて入れたんですが、当時私もインタビュー受けてどう思うかと聞かれて、私はね、「日系人を日本人と同じだと思ってると間違いが起こりますよ」と言ったようなことを覚えているんですけどね。
実際その通りになったわけですよ。日本語ができると思って入れたんだけど、実はできなかったりね。それから、子供たちも連れてきたら、その子供たちが日本の学校に適応できなかったり。というようなことで、日本の外務省と労働省がですね、サンパウロにやって来て、とにかく日系人を、日本に働きに行くにあたって、事前に日本語とか、日本の文化、日本の法律、日本の習慣なんかを事前に教育する団体が必要だと、いうことで、文化協会とそれから県人会連合会とそれから援護協会、その3団体に話があってですね、その3団体から5人ずつ人を出して評議委員会を作って、私がそのCIATE(Centro de Informação e Apoio ao Trabalhador no Exterior、日伯雇用サービスセンター)の理事長になったわけですね。延々と27年間それを続けてやっているんですが。
日付: 2019年9月19日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: 西村 陽子
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター
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