エスコバールのもう一つの特徴は、日本人会があったし、これ今もありますが、もっとすごいのは、日本語学校が凄く充実していたということですね。僕がまだ幼い頃の時代は、夫婦で日本語の先生がそこにもう住み込みでいて、午前午後二つに分けられてですね、スペイン語というかアルゼンチンの学校に、例えば午前中行った場合には、午後は日本語学校に3時間半、ほぼ4時間勉強することになっていたわけですよ。ということはかなりの世代の人たちがほぼバイリンガル教育を受けた事になるのです。僕もその一人ですが。
だから、昔からエスコバールの日系人は日本語がうまいねとか、かなり日本語ができるのですねと言われていたのは、それはやっぱり我々の先人やその先輩の方々がですね、ある程度、皆が豊かであったわけじゃないですけれど、その財源を日本語教育に当ててくれていたわけですね。
日付: 2019年9月22日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: 西村 陽子
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター