ディスカバー・ニッケイ

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ブエノスアイレス市での日系人の主なビジネス

もちろんブエノスアイレス市内は、多分一番日系人が多いところではありますが、そこは沖縄系の日本人・日系人が多いということで、あれだけ大きい都市ですから、首都でもありますので、当初からこれは今でいうクリーニング屋さん、現地ではティントレリヤといいますけれども、クリーニング屋に従事。もっと遡ると、一部の日本人はバザーとかカフェテリアとか。バザーというと雑貨店のことなのですね、そういうものに従事した日本人がいますけれども、基本的にブエノスアイレス市内で日系人が一番知られるのはクリーニング屋さんなんですよ。

今は残念ながら多くの店は閉店になったり、あとは後継者がいなくなったりとか。それにどこの国でもそうですが、その欧米のチェーン店的なランドリーですか、コインランドリーみたいなものがすごく発達していましてですね、そういういわゆる伝統的なお店っていうのがずいぶん打撃を受けてここ20数年位の間にですね、閉店に追い込まれております。


日付: 2019年9月22日

場所: 米国、カリフォルニア州

インタビュアー: 西村 陽子

提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

語り手のプロフィール

1962年、アルゼンチン、ブエノスアイレス州のエスコバールに生まれる。エスコバール日本語学校へ通いほぼバイリンガル教育を受ける。大学生のときにマルビナス紛争が勃発、従軍して通信兵として任務を全うする。その後、ブエノスアイレスのサルバドル大学国際関係学部を卒業し、1990年国費留学生として来日。横浜国立大学大学院で労働法を専攻し修士号を取得。

現在は、日本でスペイン語の渉外法務翻訳、法廷通訳、放送通訳、さらにはJICA研修員オリエンテーション講師、静岡県立大でスペイン語、獨協大学でラテンアメリカ経済と法を教える傍ら多文化共生関係の講演を行っている。在日ラテンアメリカ出身の日系人などのサポートを行っている。(2020年2月)