女性裁判官が直面する課題(英語)

書き起こし文章は右記の言語でご覧になれます:

(英語)裁判官となった今なお私は同じ課題に直面していて、いまだにステレオタイプで判断されます。当時はアジア系アメリカ人の女性弁護士は珍しかったので、通訳や法廷速記者に間違われたり、ひどい扱いを受けたり、“ねえ君”と呼ばれることも多かったですし、取り合ってもらえないこともよくありましたし、私の話は重要ではないと決めてかかる人も多くいました。新人弁護士だった時も、弁護士事務所のパートナーになった後も、若い白人男性と一緒にいると、先方はいつも男性の方に話しかけ、彼の意見を求め、クライアントはどうするつもりかと聞いてきました。私が話を遮り、「失礼。こちらが私のクライアントです。私が訴訟を担当しているパートナー弁護士です」と言うと、「本当に?」と聞かれることも何度もありました。有色人種の女性裁判官の多くが、白人男性だけでなく白人女性と比べても、はるかに敬意が払われていないと感じていると思います。私たちに対しては、無礼でも構わないという意識すらあるのです。もちろん構わないなんてことはありませんし、そういう人たちも私と1、2度顔を合わせると学んでいきます。私は、自分が法廷を確実にコントロールし、有色人種の女性でも法廷を主導できると人々が理解するよう、相当な努力をしていますが、いまだに問題はあるのです。

日付: 2019年7月11日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: ケイラ・タナカ
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター; Japanese American Bar Association

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