(英語)戦争が激化してきたのでジャングルに隠れて避難しなければなりませんでした。ジャングルは太陽の光がほとんど入ってこないためとても暗く、母が腸チフスとマラリアに感染していたため、当時七歳になったばかりの私は、病気の母と生まれたばかりの赤ん坊の弟をひとりで世話しなくてなりませんでした。父はその間6ヶ月地域の手助けをするのに忙しくしていたため、どこにいるか分かりませんでした。時々夜中に私達のもとを訪れて来ましたが、父がいることはほとんどありませんでした。
ジャングルでの生活は至難で、たくさんの人が亡くなりました。幸いなことに、私達は皆、一般市民だったので、アメリカ軍はジャングルの外から見張っていただけで攻撃してくることはなく、生き残ることができました。ですが6ヶ月の間にたくさんの人が病気や栄養失調により亡くなっていきました。まだ2ヶ月の弟も奇跡的に無事で、私達みな生き残ることができたのは、本当に幸運でした。
日付: 2017年7月12日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: 渡辺美津重、西村陽子、レイトン・オカダ
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター