母からの助言(英語)

書き起こし文章は右記の言語でご覧になれます:

(英語)母は、自分の背景や文化を通し、人生について二つのことを教えてくれました。母は、女手一つで息子4人を育てました。強い人だったと思います。そんな母が言いました。「『ガンバル』、『ガマン』することを忘れないで」と。私は、「どういう意味?」と聞きました。「くじけないことよ」と母は言いました。より良い明日のために希望を持って「飲みこむ」という表現が、私はこの言葉の説明には一番合っていると思います。この考え方にはだいぶ助けられました。どんなに厳しい状況にあっても諦めずにやり通し、より良い明日が来るという希望を持つのです。それが一つ目の助言でした。

もう一つは、「誰も一人では生きられない」と、母は言いました。そして、「ギリ」や「オン」についても教えてくれました。私は、「ギリ」の方が包括的で広い意味があると思います。いつも誰かに支えられているし、これからも社会の中で助けられることになる。だから、助けられる機会があれば人を助けなさい。それが「ギリ」だと教えてくれました。その考え方は、私の中にしっかり叩き込まれました。「助けてくれた人の恩を絶対に忘れてはいけない」母は言いました。実際に私は、大勢の人に助けられてきました。そして時を経て、できる限り人の役に立とうという人生哲学を持つようになりました。自分の人生を振り返ると、それがどんなに大切なことかが分かります。母の助言は、私の生きる指針となりました。

日付: 2005年3月4日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: フローレンス・オチ、アート・ハンセン、西村陽子
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

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