僕が帰ってきて、子どもの頃からの友人がいまして、僕はおばの知り合いの所で、一応ショッピングバッグの所で見習いで働いていたんですね。僕は英語がわからないでしょう。で、一緒に働いていたクラウド(仲間)が5人いましたけどね、みんな二世です。彼らはみんな大学出なんですよね。おまけにベテランで。彼らは割りに年代の古い方の二世ですから結構日本語も上手でした。彼らが僕に良くしてくれたんですけども。白人のお客さんに聞かれるとね、いちいち「ちょっと待ってくれ」って言って、後ろに行って先輩なんかに聞いてね。こうだってしないといけないんですね。始めのうちは「これはこれで、おもしろいな」と思ったんですけれども、一ヶ月もたつと嫌気が付くのと、相手に迷惑かけるのとで。
そこに友達がやってきて、「お前ここで働いていくらお金もらっているんだ?」って言う事ですよね。「こんなところにおるよりもソーテルのボディングハウスに移れ」って言って、「ガーデナした方がまだ余計にお金が取れる」っていうんで、それで一ヵ月半ショッピングバッグやめて、そこに移って。
日付: 2012年1月31日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: ジョン・エサキ、西村 陽子
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター